スリランカ民主社会主義共和国 Democratic Socialist Republic of Sri Lanka | 各国・地域の高等教育質保証の基本情報 | 質保証・国際連携

スリランカ民主社会主義共和国
Democratic Socialist Republic of Sri Lanka

スリランカの高等教育・質保証の基本情報

スリランカの高等教育の質保証システムの概略（２０２１年１月時点）

スリランカの高等教育機関は、国立大学、政府系大学、その他私立機関に大別され、大学法に基づきそれぞれの所管省庁等により設置認可及び規制が行われる。質保証に関しては、政府系大学の場合は各所管省庁が担い、国立大学や私立機関（高等教育省の認可を受けた私立機関のみ）の場合は、高等教育省傘下の大学助成委員会（UGC）の管理下で、UGCが所管する質保証委員会（QAC）が担う。 QACによる質保証は、スリランカ資格枠組（SLQF）、サブジェクト・ベンチマーキング、実施規範、外部質保証、内部質保証の５要素からなる。SLQFは、高等教育機関が授与する学位や資格について、学習成果を国レベルの基準で示した枠組である。サブジェクト・ベンチマーキングは、高等教育機関の各プログラムの重要な機能とされるポイントを参照基準として提示し、各プログラムの質向上を促す仕組みである。実施規範は、高等教育機関が教育課程を展開するにあたり満たすべき基準である。外部質保証は、QACが機関別、プログラム別、科目別に行う第三者評価であり、UGCの管理下にある全ての大学に受審義務がある。内部質保証は、各教育機関内に設置されている内部質保証部門（IQAU）を通じて行われる。

※詳細は、スリランカの高等教育・質保証システムの概要 P. 26～29を参照