国立大学法人の財務

国立大学法人の財務(大学別概要)について

当機構では、各国立大学法人の財務諸表、事業報告書及び決算報告書などの公表資料のうち、財務関係の情報について集計・分析を行い、各国立大学法人が財務・経営改善の検討を行う際の参考資料として作成しています。以下の3項目を掲載しています。

『基本情報』 :
創立年、学部・研究科数、附属病院規模、土地建物面積、学生数、教職員数等。
『財務情報』 :
財務諸表及び附属明細書、決算報告書から基本的な情報を抜粋して掲載。
『財務指標等』:
当機構で有用と考えた以下の指標について、6年間の推移及び特性別区分(86法人を学部構成等の特性により8区分に分類)内での平均値を記載。なお、これらの指標の定義は、各国立大学法人で公表されているデータの定義とは異なる場合がありますのでご留意ください。
人件費比率 人件費が法人の業務費に占める割合を示した分析比率です。この比率が高いほど、労働集約的な費用構造と考えられます。
自己収入比率 科研費等を含めた法人の経常的な収益のうち、自己収入等(学生納付金、受託研究、共同研究、受託事業収益、附属病院収益、寄附金、科研費等など)が占める割合を示す分析比率です。この比率が高いほど財務の自立性が高いと考えられます。
教育経費比率 診療活動等を含めた経常的活動のうち教育活動が占める比率を経費面(人件費を除く)で示す分析比率です。この数値が大きいほど教育活動に使用される資源の割合が高いことを示しています。
研究経費比率 診療活動等を含めた経常的活動のうち研究活動が占める比率を経費面(人件費を除く)で示す分析比率です。この数値が大きいほど研究活動に使用される資源の割合が高いことを示しています。
学生一人当たり
教育経費
この数値が大きいほど、学生一人当たりにかけられた教育経費が高いことを示しています。
教員一人当たり
研究経費
この数値が大きいほど、常勤教員一人当たりで研究活動に使用される経費が大きい(財務的に研究活動が盛んである)ことを示しています。
附属病院
業務費用回収率
附属病院の業務費用のうち、附属病院収益で賄われる比率を示す分析比率です。この数値が高いほど、附属病院経営の自立性が高いと解釈できます。
減価償却累計率 有形固定資産(土地、美術品・所蔵品などの非償却資産を除く)の減価償却がどの程度終わっているか、つまり、残存価値の割合を示す分析比率です。この数値が高いほど、建物や設備などの老朽化が進んでいることを示しています。
附属病院
資産収益率
附属病院の帰属資産に対して、その何倍の収益を稼得しているかを示す分析比率です。この数値が大きいほど、資産が効率的に収益に結びついていると解釈できます。
附属病院
債務償還負担度
附属病院収益に対して、長期借入金の返済負担の重さを示す分析比率です。
教員一人当たり
学生数
常勤教員一人当たりの学生数であり、この数値が低いほど、学生に対する教育業務が手厚く行われていると解釈できます。
大学院生割合 大学院生対学部生の比率を示す指標。この数値が高いほど、研究に重点をおいて活動が行われていると解釈できます。
定義のさらに詳しい説明は、以下をご参照ください。
  • 財務指標等の定義の詳細
  • 国立大学法人の財務(大学別概要)はこちら
    国立大学法人等の財務レポート等はこちら


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