海外の質保証機関等との連携活動

大学改革支援・学位授与機構では、国際的な動向を踏まえた高等教育の質保証支援の一環として、我が国の高等教育の国際的な信頼を高めるため、国際的な質保証活動に参画し、関係機関と協力して活動を行っています。海外の質保証機関や国内情報センター(NIC)と連携協力のための覚書を交わし、情報交換や人材交流、共同プロジェクトの実施などの連携を進めています。また、国際的な質保証機関ネットワークに参画し、ネットワークを通じて相互理解や優れた取組の共有を図っています。

日中韓3国の質保証機関による連携

2009年10月に開催された日中韓首脳サミットにおいて質の保証を伴った大学間交流を促進するとの共同声明を受け、大学評価・学位授与機構(当時)は、中国教育部高等教育教学評価センター(HEEC)※1及び韓国大学教育協議会(KCUE)に対し、質保証機関間の実質的な連携を図るための枠組の構築を提案し、2010年3月に3国政府の支援の下、「日中韓質保証機関協議会」が発足しました。

本協議会は、日中韓3国の質保証システムの相互理解と連携協力のあり方について議論を深めるとともに、質保証に関する協力プロジェクトの実施等により、3国の大学間交流を質保証の側面から支援していくこととしています。2011年からは、「キャンパス・アジア」(日中韓三ヵ国の政府による質の保証を伴った学生交流を推進する構想)における質保証の取組として、日中韓の大学間で取り組まれるダブルディグリー等の共同プログラムに対するモニタリング活動を実施してきました。
教育の質の観点から優良事例を抽出して国内外に広く発信することを目的とし、モニタリングの成果資料を「キャンパス・アジア」モニタリング・ウェブサイトに掲載しています。

また、令和3年度から開始された「キャンパス・アジア」の第3モード(対象地域をアジア各国・地域に拡大)では、機構は国際質保証制度設計業務を担うこととなりました※2。日中韓をはじめ、アジアの質保証機関と相互に協力しながら共通の質保証基準を作成することを通じて、アジア全域で質の保証を伴った大学・学生間交流の推進に寄与すべく、さらなる連携を図っています。

※1 2022年2月より中国教育部教育質評価センター(EQEA)に名称変更
※2 文部科学省「大学の世界展開力強化事業~アジア高等教育共同体(仮称)形成促進~」において同業務の補助事業者として選定

マレーシアMQAとの相互認証実現可能性のための比較調査プロジェクト

当機構とMQAは、2014年に相互認証実現可能性のための比較調査プロジェクトの合同専門委員会を立ち上げ、3年以上かけて日本とマレーシアにおける学士プログラムの質保証プロセスと成果について比較調査を行いました。この結果、合同専門委員会は、両機関が行う質保証活動に高い類似性を見出し、2017年7月、両機関の長は「両機関における質保証の成果の信頼にかかる共同声明」に署名しました。

ASEAN+3質保証専門家会合

ASEAN+3質保証専門家会合は、ASEAN諸国及び日中韓域内の質保証機関の意見交換の場であり、「教育に関するASEAN+3行動計画2010-2017」においてASEAN+3各国の教育省関係者で構成されている「ASEAN+3高等教育の流動性・質保証に関するワーキング・グループ」の下に設置されています。本会合は2017年までの同行動計画期間内に4回開催され、各国や地域で行う高等教育質保証の取組や、国際的な学生交流における質保証等に関する情報交換及び議論がなされました。最終回である第4回では、「パクセー宣言」が採択されています。

海外覚書締結機関とのスタッフ交流

当機構では、海外覚書締結機関等と行う連携活動の一つとしてスタッフ交流を実施しています。所属スタッフの定期的な派遣・受入を通じて、機関間での知識・経験の共有、スタッフの能力開発を目指しています。当機構での受入れ時には、機関別認証評価における訪問調査への同行視察をはじめとした様々なプログラムを提供しています。


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