単位積み上げ型の学士の学位授与制度
機構では,短期大学及び高等専門学校の卒業者など,高等教育機関において一定の学習を修め,その「まとまりのある学修」の成果をもとに,さらに大学の科目等履修生制度の利用や機構が認定した専攻科(認定専攻科)などにおいて所定の単位を修得し,かつ機構が行う審査の結果,大学卒業者と同等以上の学力を有すると認められた方に対して,学士の学位を授与しています。
この制度のもとでは,各人の興味・関心に応じて複数の大学で単位を修得すること,在学年限の制約を受けることなく自らのペースで単位修得を行うこと等,学習者ひとりひとりのニーズに応じた多様な学習の積み重ねの成果を学士の学位取得へとつなぐことができます。このように,大学に学部学生として在籍することなく,単位修得の積み重ねによって学位取得を可能にする制度を「単位累積加算制度」と呼んでいます。機構の制度は,この「単位累積加算制度」の考え方に基づき,より多くの方々に学位取得の機会を開く「新しい学士への途」なのです。
【関係法令等】
・学校教育法第104条第7項第1号(⇒参考リンク「学校教育法」(法令データ提供システムに移動します))
・学位規則第6条第1項(⇒参考リンク「学位規則」(法令データ提供システムに移動します))
・学位規則第6条第1項の規定に基づく学士の学位の授与に関する規則
・独立行政法人大学改革支援・学位授与機構学位授与事業に関する不利益処分に係る聴聞手続規則
■申請案内書「新しい学士への途」
申請は毎年2回,4月と10月に受け付けております。申請に関する詳細については,「新しい学士への途」をご覧ください。
■学位取得までの流れ
基礎資格を有する者の確認
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単位の修得
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学修成果の作成
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申請
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試験
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機構での審査
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合格後、学位取得
●授与される学位
●学位授与に関するQ&A
■機構が認定した専攻科(認定専攻科)とは・・・
短期大学及び高等専門学校に置かれた専攻科のうち,大学教育に相当する水準の教育を行っていることを機構が認定した専攻科を認定専攻科と呼んでいます。認定専攻科において修得した単位は基礎資格を有する者に該当した後に修得した単位として使用することができます。これにより学位の取得に必要な単位を修得する機会の拡大を図っています。認定専攻科の制度も,高等教育段階の様々な学習の成果を評価するという機構の基本的な理念を実現するものです。
機構認定短期大学・高等専門学校専攻科一覧