令和4年度大学等の質保証人材育成セミナー「高等教育と生涯学習を横断する質保証-資格枠組みとデジタル資格証明のいま-」(第4回:令和5年3月13日(月))の開催について
令和4年度大学等の質保証人材育成セミナー第4回
「高等教育と生涯学習を横断する質保証-資格枠組みとデジタル資格証明のいま-」
日時:2023年3月13日(月) 15:00-17:40
実施方法:ウェブ会議システムを利用したオンライン開催
主催:独立行政法人大学改革支援・学位授与機構
開催趣旨
本セミナーは昨年10 月より、学術教育・職業教育、および認定を受けた教育機関以外の提供するプログラムを通底した学修履歴の積み上げの有効性や、学位の労働市場における意義について、産業界とのコミュニケーションの必要性を論じてきました。その際に用いるツールとして、さまざまなコースの学修歴や学位のレベルの互換性を担保する「資格枠組み」や、学修データの相互利用を容易にする、デジタル資格証明の必要性も明らかになりました。
今回は、日本における資格枠組みの試案を示し、また国内外における履修証明のデジタル化、通用性の担保に向けた取り組みを概観します。国際的には2012 年にGroningen Declaration Network が設立され、学修履歴のポータビリティを促進する上で成果を上げてきました。海外においては多くの国で、マクロ・クレデンシャル(卒業証書、学位証明書)に関しては電子化はほぼ完了していますが、国内ではまだこれからの状況です。デジタル資格証明に関して知っておくべき現状について、解説をいただきます。また、コースや授業単位の履修歴を管理するマイクロ・クレデンシャルを教員研修の履修証明として活用している事例も紹介します。
さらに、民間資格が高等教育機関における正規単位として利活用されている現場について話を伺い、学修履歴データの通用性担保と質保証に向けて、取り組むべき課題を議論します。
プログラム・講演資料
プログラム15:00 | 開会あいさつ |
15:05 | 日本における資格枠組み(QF)の可能性【3/13 13時差し替え】 野田 文香:大学改革支援・学位授与機構 研究開発部 准教授 ▶動画 |
15:25 | 学修履歴データの通用性担保に向けた国際動向【3/13 13時差し替え】 坂口 菊恵:大学改革支援・学位授与機構 研究開発部 教授 ▶動画 |
15:40 | デジタル資格証明に関する技術標準 富士榮 尚寛:OpenID ファウンデーション・ジャパン 代表理事 ▶動画 |
16:05 | 休憩 |
16:10 | 生涯学習に活かすデジタルバッジ ー初等中等教育教員研修の現場から【セミナー終了後差し替え】 堀 真寿美:大阪教育大学 理数情報教育系 特任教授 ▶動画 |
16:35 | 民間英語検定は大学の語学教育でどう活用されるか 大須賀 直子:明治大学 国際日本学部 教授 ▶動画 |
17:00 | 休憩 |
17:05 | 全体ディスカッション |
17:35 | 閉会あいさつ 土屋 俊:大学改革支援・学位授与機構 研究開発部長 |
参加登録
本セミナーの参加登録は終了いたしました。
多数のご登録をいただきありがとうございました。