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vol.20:欧州におけるモビリティの進展状況が一目でわかる―Mobility Scoreboard ほか(2017年2月6日配信)

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目次
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1.質保証に関するトリビア・豆知識
海外動向記事の内容について読者の方々により深く理解していただくために、
質保証にまつわる用語や過去記事について解説します。
今回のテーマは「エラスムス+」(第1弾)です。

2. 海外動向記事
今月は、2週連続でお送りします!
今回は、平成29年1月上旬に当機構ウェブサイトに掲載した動向記事10件
(欧州5件、フランス1件、シンガポール1件、ラオス1件、国際機関等2件)を紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。

3. 資料掲載のお知らせ
「AUN-QA機関別アセスメントの概要」資料についてご案内します。

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1.質保証に関するトリビア・豆知識
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2回に分けて、欧州の記事に関係する「エラスムス+」(エラスムス・プラス)をテーマに取り上げます。

◇【欧州】EUAが、エラスムス+プログラムの中間レビューに係る報告書を公開
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/10/eua_erasmusplus_mid-term-_review/

今回は、エラスムス+の概要、発足までの経緯について取り上げます。

≪エラスムス+とは?≫
2014年から2020年にかけて、欧州委員会(EC)が実施している助成金プログラム。
教育・訓練・青少年・スポーツを対象に、欧州内外の最大500万人が他国での学習、職業訓練/職業教育を受けられるよう支援することを目的とする。

≪エラスムス+発足までの経緯≫
1987年:「エラスムス計画」開始。欧州内の学生等を対象に、他国への留学・企業での研修に対する支援を行うことによる学生の流動化促進を目的とする。

2004年:「エラスムス計画」の成功を受け、「エラスムス・ムンドゥス計画」開始。対象を欧州外の学生等にも広げ、人的交流を拡大することで欧州の大学連携を強化し、高等教育の質及び競争力の向上を目的とする。※「ムンドゥス」はラテン語で「世界」を意味する。

2014年:「エラスムス+プログラム」開始。上記のエラスムス・ムンドゥス計画等をはじめ、欧州圏内で実施されてきた様々な助成金プログラムを統合し、一本化したもの。プログラムを統合することで、統一性や透明性を持たせることがねらい。

□詳細はこちら:/n_kokusai/info/eu/1272551_3028.html#ersms)

特に2009年に始まった第2期の「エラスムス・ムンドゥス計画」からは、資格認証や単位互換、カリキュラム開発等の促進に加えて
質保証にも留意されてきたことから、当機構は、学生のモビリティに対する質保証の観点からも着目しています。

≪過去の関連記事≫
エラスムス・ムンドゥスのインパクト調査(Graduate Impact Survey 2014-2015)が公開https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/04/12/gis2014-2015/

エラスムス+の1年目の状況の報告
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/03/29/erasmusplus-1st-year/

次回は、日本の学生や大学等のエラスムス+への参画機会についてお送りします。お楽しみに!

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2. 海外動向記事
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◇【欧州】NICがステークホルダー調査、対外的な関係強化に課題
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/01/charonaii/
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留学生の受け入れ時に入学資格を審査する、専門機関の改善を狙う。
ステークホルダーとの関係強化に向けた提言を発表。

◇【欧州】教育制度の体系が一目で分かる:Eurydice最新報告書
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/01/eurydice201617/
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38ヶ国の教育体系をまとめたデータの最新版が公表される。
各国の学校種、教育段階、就学年齢の違いが一目で分かる。

◇【欧州】欧州におけるモビリティの進展状況が一目でわかる―Mobility Scoreboard
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/10/re-mobility-scoreboard/
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欧州委員会(EC)が欧州各国におけるモビリティへの取組みの状況を提供するウェブサイト"Mobility Scoreboard"を更新。
欧州各国のモビリティの進展状況が一目で明らかに。

◇【欧州】EUAが、エラスムス+プログラムの中間レビューに係る報告書を公開
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/10/eua_erasmusplus_mid-term-_review/
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欧州大学協会(EUA)が、エラスムス+プログラムを実施している欧州高等教育圏(EHEA)の高等教育機関を対象に調査を行い、報告書を公開。
満足度が高い反面、事務負担の重さ等の問題点が明らかに。

◇【欧州】質の高い教育の確保を目指して―Communication on improving and modernizing education
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/11/communication-on-improving-and-modernizing-education/
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全ての人に質の高い教育が確保されることを目指す声明を欧州委員会(EC)が発表。
社会が求める技能と教育が提供する技能のミスマッチの解消や教員の質の改善を目指す。

◇【フランス】仏HCERESが、2017-2018年実施の評価基準を発表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/12/hceres_2017_2018/
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研究・高等教育評価高等審議会(HCERES)が、2017-2018年に実施する評価における基準を発表。
新たな枠組みで実施される総合評価に向けて、包括的で一貫性のある基準へと改訂。

◇【シンガポール】シンガポール:CPEが私立教育機関に対する規制強化を発表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/10/cpe_raise_standards/
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シンガポールの私立教育委員会(CPE)が、私立教育機関に対しての規制強化を発表。
海外学位プログラム提供機関に対するEduTrust受審の義務付け等が含まれる。

◇【ラオス】準学士段階の高等教育機関の質の引き上げに向けて―政府文書
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/01/nyok-khnaphap-vittanyalai/
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ラオス教育・スポーツ省が準学士段階の機関に対し、準学士を取得した学生が
学習を継続するための環境整備を目的とした質向上に関する方策を指示。

◇【国際機関等】ユネスコが、オンライン教材等の導入の効果を測定するための指標の開発に着手
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/05/unesco2016/
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ユネスコが、オープン教育リソースの導入とその効果を測定するための指標を開発するため、
パリで専門家会議を開催。

◇【国際機関等】UNESCOが第2回世界オープン教育リソース会議に向けた地域内協議を開催
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/05/unesco_oer_regional_consultation/
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オープン教育リソース(OER)の国際協調を推進するユネスコが、
第2回世界オープン教育資源会議に向けて各地域で地域内協議を開催。

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3. 資料掲載のお知らせ
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□ AUN-QA機関別アセスメントの概要を掲載
/n_kokusai/info/asean/#situation
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AUNは、ASEAN域内の高等教育の質のさらなる向上のため、2017年1月より機関別アセスメント(AUN-QA Assessment at Institutional Level)を実施する予定です。
本概要はこれに先立ちAUNが2016年に刊行したガイドブック「Guide to AUN-QA Assessment at Institutional Level」を基に作成したものです。

AUNの機関別アセスメントは機関の質保証に関する「戦略性(Strategic QA)」、「体系性(Systemic QA)」、「機能性(Functional QA)」を評価する包括的な枠組みとなっており、機関全体の教育・研究・社会貢献活動の向上を図ることを
目的としています。


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