vol.32:ISO21001:教育機関のマネジメントシステム規格が2018年に公開予定 ほか(2018年1月25日配信)
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===============================目次
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1.質保証に関するトリビア・豆知識
海外動向記事の内容について読者の方々により深くご紹介させていただくために、質保証に関係する用語や過去の動向記事について解説します。
今回のテーマは「Sustainable Development Goals: SDGs(持続可能な開発目標)」です。
2.海外動向記事
平成29年12月に当機構ウェブサイトに掲載した動向記事8件(欧州2件、フィリピン1件、オーストラリア1件、米国1件、その他の国・地域3件)を紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。
3.新企画【QAなるほどトピックス】
新たに、当機構スタッフによるコラムの掲載を始めました。
今回のコラムテーマは「学生の声を評価に反映する意義‐欧州の視点から」です。
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/01/25/qatopi1/
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1.質保証に関するトリビア・豆知識
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今回は、「Sustainable Development Goals: SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマに取り上げます。
昨年10月に配信したメルマガvol.29のトリビアでも取り上げましたが、SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択されたもので、2016年から2030年に向けて国連加盟国により掲げられた、地球環境と人々の暮らしを持続的なものとするための17分野の目標です。
◇vol.29:米国:コンピテンスを中心に据えた資格認証制度の構築 ほか(2017年10月18日配信)
http://www.niad.ac.jp/n_kokusai/publish/merumaga/back_number/1320651_3482.html
大学を含む多様なステークホルダーが、SDGsの達成に向けて取り組むことが期待されています。
日本では、SDGsに係る施策の実施について、関係行政機関相互で緊密な連携を図り、総合的かつ効果的に推進するため、内閣にSDGs推進本部が設置されました。
このSDGs推進本部は平成29年度「ジャパンSDGsアワード」として優れた取組みを募集し、2017年12月の第1回「ジャパンSDGsアワード」表彰式では、以下の2大学が表彰されました。
金沢工業大学:SDGs推進副本部長(内閣官房長官)表彰 (特に顕著な功績があったと認められる企業・団体等)
国立大学法人岡山大学:特別賞「SDGsパートナーシップ賞」(特筆すべき功績があったと認められる企業・団体等)
また、SDGsは包括的なステークホルダーによる取組みが期待されているものであり、欧州では、大学の他、学生連合(ESU)がESGs目標4「質の高い教育をみんなに」の達成に向けて共同構想を提案しています。
◇【欧州】質の高い学習成果を達成するために―欧州学生連合の共同構想から
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/08/29/joint-vision-esu/
なお、欧州学生連合(ESU)については、当機構ウェブサイトの新企画【QAなるほどトピックス】の記事もご覧ください。
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/01/25/qatopi1/
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2.海外動向記事
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◇【欧州】ボローニャ・プロセス ‐ 欧州アプローチ実行の過程で見えた共同教育プログラムの課題
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/12/22/peerlearningactivity2017/
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欧州ボローニャ・プロセス 大臣会合に向けてPeer Learning Activityを開催。
共同教育プログラムの課題を提示。
◇【欧州】欧州:キャリア支援の質基準及びガイドライン―職員の専門化と開発(SD)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/12/25/qareer/
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エラスムス+、キャリア支援の質保証ガイドラインを作成。キャリア支援に求められる職員の専門化及びSDについてのベンチマーキング・ツール。
◇【フィリピン】フィリピン:ニュージーランドの「学士号」との同等性を調査へ
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/12/25/chednzqa/
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フィリピンとニュージーランド が資格の相互認証へ向けた協議を開始。
学士号のレベル比較を足掛かりに、両国間の人材交流の活発化を目指す。
◇【オーストラリア】オーストラリア:高等教育機関の新規設置、18機関のうち4機関のみ認可(2016年度)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/12/13/australia-hei-registration-accreditation-2016/
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登録が認められた申請は4件、登録不可は4件で、10件の申請は取り下げなど。
登録不可の決定を受けた4件のうち2件は、行政不服審査の手続きへ。
◇【米国】AACSBのCHEA認定取り消しをめぐる議論
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/12/11/aacsb_iso/
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ビジネス分野の評価機関AACSB、CHEAによる認証の代わりにISO取得を目指す。
分野別評価の需要が高い台湾の反応など。
◇【その他の国・地域】「難民」の定住促進へユネスコが勧告 「証明書類なし」でも入学・就職を支援
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/12/25/refugeesupptxt/
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ユネスコが難民の資格認証に関する具体的な勧告を採択。欧州・北米諸国が合意。
◇【その他の国・地域】ISO21001:教育機関のマネジメントシステム規格が2018年に公開予定
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/12/25/iso21001/
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あらゆるレベルの教育機関が対象。大学等の高等教育機関もその範囲に含まれる。
教育サービス提供の他、社会的責任、倫理的責任、情報保護などについても対応。
◇【その他の国・地域】日本の締結で発効間近 「東京規約」がめざす世界
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/12/26/tyoconvention/
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日本が「東京規約」を批准。教育資格の同等性を、批准国の間で互いに承認。
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3.新企画【QAなるほどトピックス】
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読者の皆様により理解を深めていただくため、毎月お届けしている記事の背景等を盛り込んだコラムの掲載を始めました(不定期掲載)。
今回のコラムテーマは「学生の声を評価に反映する意義‐欧州の視点から」です。
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/01/25/qatopi1
当機構のスタッフが現地調査等により得た情報を基に作成したものです。ぜひご覧ください。
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