令和7年度の大学基本情報を掲載しました。
令和6年度学位取得者表彰式及び懇談会を開催しました
9月19日(金)に当機構の竹橋オフィスで、第8回「学位取得者表彰式」を開催しました。
当機構では、学校教育法第104条の規定に基づき、我が国において大学以外で学位を授与する唯一の機関として学位授与事業を実施しており、これまで10万5千人を超える人々に学位を授与しています。
学位取得者表彰は、学士の学位を取得した者のうち、生涯学習に努め、特に精励したと認められた者を対象とする表彰制度で、平成29年度に「機構長緑秀賞」(機構ロゴマークにも使用されている希望を意味する“緑”色と、生涯学習に“秀”でた者に対する賞であることに由来)として創設されました。
今年度は、令和6年度の学士の学位取得者から長尾 朋美氏を表彰しました。
表彰式の様子
服部機構長より表彰状及び記念品が授与された後、お祝いの挨拶があり、続いて長尾氏から感謝と喜びの言葉が述べられました。
また、懇談会では、アメリカでの看護師としての経験に触れつつ、学位の取得に至るまでの過程や今後のキャリアの展望等について、機構教職員との忌憚のない意見交換がなされました。長尾氏は「1年で1、2教科しか進められなかった年もあって単位の修得に時間を要した。学位授与申請に当たっての学修成果は独力で作成し、小論文試験のために来日した。」と述べ、長年の学修とその苦労に、服部機構長及び機構教職員は感銘を受け、機構にとってたいへん有意義で貴重な機会となりました。
懇談会の様子
なお、当機構では、年2回学位授与申請を受け付けており、申請方法や学位取得までの流れは、機構ウェブサイト『機構トップページ → 学位の授与 → 学位授与申請・試験に関するお知らせ、申請案内等 → 申請案内書「新しい学士への途」、「学位授与申請書類」等』又は下記URLで公開しています。
https://www.niad.ac.jp/n_gakui/application/shinseishiryou.html
NIC-Japanセミナーシリーズ「FCE(外国学歴・資格評価)研修特別プログラム」
国際質保証制度設計業務成果発信シンポジウム
国境を越えた高等教育の質保証:実践・視点・地域的アプローチの共有
(令和7年11月4日(火)開催:終了しました)

文部科学省「大学の世界展開力強化事業」
国際質保証制度設計業務成果発信シンポジウム
「国境を越えた高等教育の質保証:実践・視点・地域的アプローチの共有」
日時:令和7年11月4日(火) 14:00~17:30
開催形式:ハイブリッド形式
場所:学術総合センター中会議場
東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター2階
言語:日本語・英語(日英同時通訳付)
主催:独立行政法人大学改革支援・学位授与機構
開催趣旨
国境を越えて提供される高等教育の質保証は、2005年のユネスコとOECDによるガイドライン「Guidelines for Quality Provision in Cross-border Higher Education」策定の例にみられるように、20年以上にわたり高等教育の国際的アジェンダとされてきた。それは、柔軟な学習の展開やAI(人工知能)の急速な進化への対応といった高等教育の現代的課題と並んで、変わらず優先度の高いアジェンダとされている。
各国・地域では、国境を越えて提供される高等教育の質保証のための手法の開発・実践が長年取り組まれているが、国境を越えた教育の進展や変化にキャッチアップするため、その手法のアップデートも試みられている。そのような潮流の中で、日中韓3か国の政府による国際的な大学間交流イニシアティブである「キャンパス・アジア」では、拡大する大学間交流を踏まえ、日中韓の質保証機関である当機構、中国教育部教育質評価センター(EQEA)、韓国大学教育協議会(KCUE)が連携して、質の保証を伴った大学間交流を支えるための手法として「共通質保証基準」を策定した。当機構は、文部科学省「大学の世界展開力強化事業(国際質保証制度設計業務)」の補助事業者として、本取組を推進してきた。
国境を越えて提供される高等教育の質保証に当たっては、各国・地域の文脈や重視する要素の差異を把握し、それらを尊重しながら、関係するシステムや機関同士の質の共通理解を図ることが重要である。また、その前提として、これらの情報の透明性が不可欠である。そこで本シンポジウムでは、国境を越えて提供される高等教育の質保証の中でも、特に国際的な大学間交流プログラムの質保証に焦点を当て、アジア及びこの分野で先行的な取組を行う欧州における政策的な動きや、「キャンパス・アジア」採択コンソーシアム及び欧州域内での国境を越えた大学間コンソーシアムである「欧州大学」の取組事例について、それぞれの関係者より紹介いただく。また、質保証機関による取組事例として、当機構が中国及び韓国の質保証機関と共同で策定した「共通質保証基準」の内容を取り上げながら、国際的な大学間交流プログラムに求められる質について議論する。
本シンポジウムでは、こうしたプログラムの質保証に関する理念や実践、アプローチについて理解を深め、共に考えながら、アジアにおける国際的な大学間交流プログラムの質の一層の向上につなげる機会としたい。
プログラム
(全体進行・パネルディスカッションモデレーター| 14:00-14:05 | 開会挨拶 |
| 14:05-14:10 | 文部科学省挨拶 |
| 14:10-14:40 | "Advancing International Higher Education in Asia: Functions and Implications of Common Quality Assurance Standards" |
| 14:40-15:05 | "Initiatives of Internal Quality Assurance in the "Asia Real Problem Solving-Driven AI Education Program" in Partnership with Four Asian Universities" (キャンパス・アジア A3I:アジア実問題解決駆動AI教育プログラム) |
| 15:05-15:25 | 休憩・ネットワーキング |
| 15:25-15:55 | "Quality
assurance - building trust and confidence in Cross Border HE" |
| 15:55-16:20 | "Shaping the umbrella. Una Europa's internal quality assurance process for joint education" (欧州大学 Una Europa) 【オンライン参加】 |
| 16:20-16:50 | "共通質保証基準の策定" |
| 16:50-17:00 | 休憩 |
| 17:00-17:25 | パネルディスカッション |
| 17:25-17:30 | 閉会挨拶 |
| 17:30 | 閉会 |
参加登録
本イベントは終了いたしました。
数多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。
発表資料および当日の動画を、後日、当ページにて掲載・配信予定です。
お問い合わせ
(独)大学改革支援・学位授与機構評価事業部国際課
Mail: ca-monitoring[a]niad.ac.jp ※[a]を@に変えてください。
