インフォメーション・パッケージに関する国際ワークショップ(平成22年3月2日開催)
インフォメーション・パッケージに関する国際ワークショップ
日 時/平成22年3月2日(火) 13時30分-17時15分
場 所/サイアムシティホテル(タイ・バンコク)
主 催/独立行政法人大学評価・学位授与機構
英国高等教育質保証機構(QAA)
中国教育部高等教育教学評価センター(HEEC)
後 援/アジア太平洋質保証ネットワーク(APQN)
タイ全国教育水準・質評価局(ONESQA)
※APQN2010総会のプレカンファレンスワークショップとして実施
ワークショップ概要
当機構は、平成22年3月2日(火)にタイ・バンコクにて、「インフォメーション・パッケージに関する国際ワークショップ」を開催しました。
これは、高等教育の質保証分野において実効的な国際連携を図るうえで不可欠な「相互理解」の概念と相互理解増進のための「情報共有」の方策に関する各国の事例や経験を共有し、課題について議論を深めることを目的として開催したもので、当機構、英国高等教育質保証機構(QAA)ならびに中国教育部高等教育教学評価センター(HEEC)の三機関共催の下、アジア太平洋質保証ネットワーク(APQN)およびタイ全国教育水準・質評価局(ONESQA)の後援を得て実施しました。今回はAPQN2010総会と併催したことから、アジア太平洋地域の質保証機関関係者を中心に、19か国・地域および3つの国際機関より総勢77名の参加がありました。
プログラムはユネスコからの基調講演、当機構、HEEC、QAA、APQNからの各事例発表、ディスカッションで構成され、当機構の作成した「インフォメーション・パッケージ」などの具体的な事例を交えた発表とともに、テーマに関して参加者間で活発な議論が交わされました。本企画は参加者からも好評であり、特にAPQN会長等からは、当機構がAPQNの会員機関として国際的な質保証をリードするような主体的な活動をすすめていることに対して称賛の声がありました。
またワークショップ後にはAPQN総会の分科会にて成果報告を行い、本取組についてAPQN会員機関を始め各国の高等教育機関関係者らに対して広く発信しました。
今回のワークショップを契機に、高等教育質保証の相互理解増進に向けた国際的な情報共有の取組がさらに促進されることが期待されます。当機構としても、質保証分野での二国間・多国間連携の実効性を高めるため、我が国の高等教育質保証の理解増進に資する情報の発信に引き続き努めていくこととしています。
基調講演(Stamenka Uvalic-Trumbic氏) |
ワークショップの様子 |
プログラム ※会場配布資料(PDF版)はページの一番下にあります。
開会挨拶
平野 眞一 (大学評価・学位授与機構長)
Anthony McClaran (英国高等教育質保証機構(QAA)会長)
Ji Ping (中国教育部高等教育教学評価センター(HEEC)主任)
基調講演 「Internationalizing Quality Assurance: the importance of information sharing」
Stamenka Uvalic-Trumbic (ユネスコ改革、革新及び質保証部長)
全体会合1
チェア:
Stamenka Uvalic-Trumbic (ユネスコ改革、革新及び質保証部長)
事例発表(日本): 「Enhancement of Mutual Understanding and Information
Provision in Higher Education
-Japanese
Efforts-」
木村 孟 (大学評価・学位授与機構特任教授、文部科学省顧問、日本技術者教育認定機構会長)
事例発表(中国): 「Introduction to Evaluation in Higher Education in China」
Ji Ping (中国教育部高等教育教学評価センター(HEEC)主任)
全体会合2
チェア:
田中 弥生(大学評価・学位授与機構評価研究部准教授)
事例発表(英国): 「Quality and Standards in UK higher education: meeting the challenges」
Carolyn Campbell (英国高等教育質保証機構(QAA)国際課長)
事例発表(APQN): 「Capacity Building for Quality Assurance: Lesson Learned」
Concepcion V. Pijano (アジア太平洋質保証ネットワーク(APQN)会長)
総括・閉会挨拶
基調講演(Stamenka Uvalić-Trumbić)川口 昭彦 (大学評価・学位授与機構理事)
事例発表: 日本 (木村 孟)
事例発表: 中国 (Ji Ping)
事例発表: 英国 (Carolyn Campbell)
事例発表: APQN (Concepcion V. Pijano)
ワークショッププログラム