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目次
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1.質保証に関するトリビア・豆知識
海外動向記事の内容について読者の方々により深く理解していただくために、
質保証に関係する用語や過去の記事について解説します。
今回のテーマは「実在する世界の珍しい教育プログラム」です。

2. 海外動向記事
平成31年3月に当機構ウェブサイトに掲載した動向記事7件
(中国3件、韓国1件、ベトナム1件、プエルトリコ1件、その他の国・地域1件)
を紹介します。ぜひアクセスしてご覧ください。
▼教育分野での証明書の電子化:安倍首相演説と文科省等3省の施策
▼中国:進む職業教育の質保証 ー 内部質保証制度の構築に向けて
▼中国が広東・香港・マカオをつなぐ大湾岸圏の発展計画を発表
▼中国:進む職業教育の質保証 ー ビッグデータ等を利用した新たな評価
▼韓国:大学の評価指標の改善を通じた内部監査システム強化の取組
▼ベトナム人留学生の受入れ、高校卒業証書の政府認証を義務化
▼財政難のプエルトリコ、公立大学が適格認定取消の危機

3.QAなるほどトピックス
当機構スタッフによるコラムを1件追加しました。
今回のコラムテーマは
▼ASEANの第4次産業革命 ―教育分野におけるアプローチ―

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1.質保証に関するトリビア・豆知識
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「実在する世界の珍しい教育プログラム」

サーフィンで学位を取得できると思いますか?夢のような話ですが、実は
それに近いものがあります。世界には、こうした珍しい内容のプログラムを
提供する高等教育機関が存在します。そこで今回は、日本ではなかなか
目にすることのない珍しい教育プログラムを提供する世界の高等教育機関に
ついて紹介します。

英国のコーンウォール・カレッジ(Cornwall College)は、8つの
キャンパスからなる継続教育カレッジ(Further Education College)
であり、そのうちのニューキー(Newquay)キャンパスでは、サーフィン
に関する技術や科学、サーフボードの設計及び材料などについて修得
できる「サーフィン技術科学(Surf Science & Technology)」
プログラムを提供しています。プログラムには、10日間ほどかけて
フランスとスペインの西海岸でサーフポイント巡りしながら地形学、
海洋学、サーフィン産業などについて学習するオプションもあります。

なお、英国の継続教育カレッジは、中等教育後の幅広い年齢層の学生を
対象として大学など他の高等教育機関が提供する教育課程とは異なる
様々な教育課程を提供しています。継続カレッジの2年プログラムの
修了者は、英国の高等教育資格枠組(FHEQ)のレベル5に相当する
Foundation Degreeを取得し、その後一般専攻の学士課程における
最終年を修了することにより学士号を取得することもできます。

3万7千人以上の学生が在籍する米国のカリフォルニア州立大学
ロングビーチ校(CSULB)では、テーマパーク工学(Bachelor of
Science in Engineering, Option in Theme Park Engineering)
を学士課程の専攻として提供しています。この専攻では、文字どおり
ローラーコースターなどの設計について学習できます。電気工学、
土木工学、機械工学、油圧・空気圧制御装置など、非常に専門的かつ
テクニカルな学習内容となっています。大学のキャンパスは、
ディズニーランドまで車で30分、ユニバーサルスタジオまで60分以内の
場所にあり、テーマパークの見学にいつでも行ける立地条件もこの
プログラムの魅力のひとつです。U.S. News & World Reportの大学
ランキング(2019年)によると、工学系プログラムにおいてCSULBは
全米で146位を占めている。

◇2019 Best Colleges | College Rankings and Data | US News Education
https://www.usnews.com/best-colleges/california-state-university-long-beach-1139


CSULBは、米国の地域アクレディテーション機関である西部学校・
大学協会(Western Association of Schools and Colleges: WASC)から
適格認定(アクレディテーション)されている大学です。CSULBは、
前回のアクレディテーションで高評価を得た一部の優良な機関のみ評価
プロセスを省略することが選択できるリスクベースアプローチを
取るとともに、機関が独自に設定するテーマについて評価を行う
「テーマ評価パスウェイ(TPR)」で再認定を受ける準備を現在進めています。

◇【米国】リスクに応じた評価プロセスの省略
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/11/15/wasc_risk_base/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190426

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2. 海外動向記事
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◇教育分野での証明書の電子化:安倍首相演説と文科省等3省の施策
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/03/27/digital_certificate_japan/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190426
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紙の証明書に頼る時代は終わるのか。ブロックチェーン・ハッカソンや
電子データへの公的信用制度など、学習歴の電子化に関する各省庁
の取組みを紹介。

◇中国:進む職業教育の質保証 ー 内部質保証制度の構築に向けて
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/03/29/vocational_education_iqa/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190426
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中国では、「中国製造2025」を支える優秀な技術人材の育成に向けて、
職業教育における内部質保証システムの構築を進めている。

◇中国が広東・香港・マカオをつなぐ大湾岸圏の発展計画を発表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/03/26/greater-bay-area/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190426
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中国が香港・マカオ・珠江デルタ3地区を結ぶ「大湾岸圏」計画を発表、
2035年までに世界的な競争力を備えた一大経済圏の構築を目指す。

◇中国:進む職業教育の質保証 ー ビッグデータ等を利用した新たな評価
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/03/29/china_vocational_school_evaluation/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190426
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中国では、習近平政権の推し進める「中国製造2025」を支える優秀な
技術人材の育成が急務となっている。

◇韓国:大学の評価指標の改善を通じた内部監査システム強化の取組
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/03/28/internal-audit-korea/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190426
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韓国の国民権益委員会(中央行政機関)は、大学の内部監査システムの
強化を図るため、教育部等の大学評価機関に対し大学評価制度の改善を
勧告した。

◇ベトナム人留学生の受入れ、高校卒業証書の政府認証を義務化
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/03/29/vn-naric-verification/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190426
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3月からベトナムからの留学ビザ申請には高校卒業証書の政府による認証が
必要に。偽造した証書を使った留学あっせん業者への対策の一環。学習歴の
政府認証は中国などでも行われている。

◇財政難のプエルトリコ、公立大学が適格認定取消の危機
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/03/18/upr-showcause/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190426
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プエルトリコ大学が適格認定取り消しの危機。大学の所有者は2015年に
デフォルトを起こしたプエルトリコ政府。大学の財政面に重大な懸念。

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3. QAなるほどトピックス
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読者の皆様により高等教育・質保証への理解を深めていただくため、
当機構が配信している海外動向記事の背景等を盛り込んだコラムを
掲載しています。(不定期掲載)

▼ASEANの第4次産業革命 ―教育分野におけるアプローチ―
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/03/22/industry4-0/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190426
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ASEANにおける、教育の側面から第4次産業革命を促進する取組を紹介。

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NIAD-QE 海外高等教育質保証動向ニュース
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バックナンバー[https://www.niad.ac.jp/consolidation/international/publish/merumaga/kokusai_bkno/]



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