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目次
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1.質保証に関するトリビア・豆知識
海外動向記事の内容について読者の方々により深く理解していただくために、
質保証に関係する用語や過去記事について解説します。
今回のテーマは「英国の学生局(OfS:Office for Students)」です。

2. 海外動向記事
平成30年3月・4月に当機構ウェブサイトに掲載した動向記事4件
(欧州2件、英国2件)を紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。

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1.質保証に関するトリビア・豆知識
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今回は、「英国の学生局(OfS:Office for Students)」をテーマに取り上げます。

英国では2018年4月から学生局(OfS:Office for Students)が本格的に業務を開始し、
質保証制度の改革が進められています。
学生局は高等教育・研究法に基づいて2018年1月に新設された機関で、
主にイングランド地方で高等教育の質保証や規制等を行います。

英国ではこれまで高等教育機関に対して規制を行う権限が複数機関に分散されており、
規制枠組が複雑であることが課題となっていました。
学生局はこの分散した権限を集中させた機関として設立され、
2019年8月から新たな規制枠組を開始する予定となっています。


学生局の新設に伴い、2018年4月からイングランド地方で
質保証業務を行う機関の選定が実施されました。
結果、英国高等教育質保証機構(QAA)がこれまでの実績を評価され、
2018年4月から学生局のもと質保証業務を行うことが決定しました。

◇【英国】英国高等教育質保証機構(QAA)が教育省大臣から指定:質保証業務を継続
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/03/13/qaadesignated2018/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180420


学生局が取り組む業務の中で注目されているものの1つに
教育卓越性枠組(TEF:Teaching Excellence and Student Outcomes Framework※)
があります。
※昨年、Teaching Excellence Frameworkより改称。

教育卓越性枠組(TEF)とは、2016年から段階的に導入された制度で、
英国の各高等教育機関における教育及び学習の卓越性について評価し、
表彰することで、学生の大学進学先の選択等に役立つ情報を提供するものです。
また、高評価を得た機関には授業料を増額できるという
インセンティブを提供することによって、各機関に競争を促しています。

◇【英国】ビジネス・イノベーション技能省が政策文書の中で
教育卓越性枠組(TEF)の具体的な制度案を提示
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/06/13/bis2016/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180420


◇【英国】英:教育卓越性枠組(導入2年目)の概要について
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/03/28/hefce2017/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180420


◇【英国】イギリスで教育卓越性枠組(TEF)の評価結果が公表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/08/09/uktef2017/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180420


2016年度から実施されている機関別TEFに加えて、
2017年秋からは分野別TEFも試行的に実施されており、
2019年秋からの本格実施に向けて注目が集まっています。

◇【英国】留学先の選び方が変わる?イギリスが分野別TEFを試験的に導入
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/10/10/subjectleveltef1/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180420


また、英国の質保証制度については下記の資料にまとめておりますので、
こちらもご覧ください。

諸外国の高等教育分野における質保証システムの概要「英国」:追補資料
http://www.niad.ac.jp/n_kokusai/info/uk/uk2017.pdf


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2. 海外動向記事
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◇【欧州】ベルギー・フランダース地方で新たな質保証システムへの完全移行が決定
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/04/09/belgiuminstitutional2018/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180420
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ベルギー・フランダース地方でのNVAO による評価が、2020年からプログラム評価から機関別評価に。
例外の場合も含めて紹介。

◇【欧州】学歴詐称と戦う入学・採用現場の人へ―「偽の学位」を見分ける5ステップ
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/04/16/fraudoc_guide/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180420
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大学であると偽り、通用性のない学位を販売する「ディプロマミル」への
対策をまとめたガイドブックが公表された。欧州6か国によるプロジェクトの成果。
大学や企業で入学/採用希望者の書類を処理する職員向けに、存在が疑わしい大学の
学位を5段階で調査し、学歴詐称を防止する方法を紹介。

◇【英国】英国高等教育質保証機構(QAA)が2016-2017年度の年次報告書を公表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/03/30/qaaannualreport20162017/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180420
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イギリスのQAAが2016-2017年度の年次報告書を公表。
2016年に始まった新たな質保証制度の下での実績を紹介。

◇【英国】イギリスの代替プロバイダー(公的な補助を受けない高等教育機関)が直面している5つの課題とは?
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/04/04/ukgateways/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180420
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イギリスで公的な補助を受けない高等教育機関は公立機関に比べて負担が大きいと問題に。
新規参入において抱えている5つの課題とは?


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