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vol.27:米国:コンピテンスベース教育プログラムのための質原則及び基準 ほか(2017年8月23日配信)

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目次
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1.質保証に関するトリビア・豆知識
海外動向記事の内容について読者の方々により深くご紹介させていただくために、質保証に関係する用語や過去の動向記事について解説します。
今回のテーマは「職業教育訓練(VET)」です。

2. 海外動向記事
平成29年7月に当機構ウェブサイトに掲載した動向記事10件(欧州3件、ドイツ2件、シンガポール1件、ASEAN1件、オーストラリア1件、米国1件、国際機関1件)を紹介します。ぜひアクセスしてご覧ください。

3. 「高等教育に関する質保証関係用語集」アンケートご協?のお願い
7月27日(木)にご案内しました通り、用語集に係るアンケートを実施しています。まだご回答をいただいていない方につきましては、ご協力くださいますと幸いです。
設問数:12問(所要時間3分)
回答締切:平成29年8月末

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1.質保証に関するトリビア・豆知識
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今回は、欧州の記事に関係する「職業教育訓練(VET)」をテーマに取り上げます。

◇【欧州】欧州の見習い制度のための連帯(EAfA)の取組状況
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/07/25/eafa_2017/

昨今の高等教育では、産業界の求める人材の資質と高等教育機関が輩出する人材の能力にミスマッチが生じていることがしばしば課題とされています。これに対応するため、高等教育機関には学生の雇用可能性を高めることが求められており、その取組みの一つとして、各国や地域で職業教育訓練(VET)が推進されています。

欧州では、経済成長戦略の一環として2014年に「教育・職業訓練分野の戦略目標(ET2020)」が掲げられ、若者の失業問題の解決策の一つとして職業教育訓練がさらに推進されるようになりました。

その後、2015年には、2020年までの5年間で達成を目指す中期目標が欧州各国の閣僚によって合意されました。

◇【欧州】欧州各国、職業教育訓練分野の新たな中期目標に合意
https://qaupdates.niad.ac.jp/2015/07/13/rigaconclusion/

またASEANでは、2015年11月に、ASEAN内の急激な経済成長と市場のニーズに応える技術力のある人材の効果的な育成を目指して、ASEANハイレベル公式会合が開催されました。会合では技術職業教育に係る戦略が決定され、開発の優先順位について、接客、観光といった産業分野を最優先分野とし、次を電子工学等、農業等、建設業等の分野とすることが示されました。

◇【ASEAN】ASEANの技術職業教育の調和と国際化を目指したハイレベル公式会合開催
https://qaupdates.niad.ac.jp/2015/11/05/sea-tvet/

このほか、米国ではIT業界に必要とされている知識・スキルを磨くブートキャンプと呼ばれる短期教育を活用したプログラムが連邦教育省による財政支援の対象となり推進されている例があり、オーストラリアでは職業教育訓練機関で学ぶ学生のためのローンについて制度改革がなされるなど、財政面から職業教育訓練を支援する動きも見られます。

◇【米国】アウトプット重視の最近のアメリカ
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/12/07/equipmfa/

◇【オーストラリア】オーストラリアにおける職業教育訓練学生向け学生ローン制度改革
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/28/vet_fee_help_reform/


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2. 海外動向記事
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◇【欧州】‘優良な教育’とは?―研究志向の大学が学生への教育に果たす役割
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/07/11/leru_excellent_edu/
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欧州研究大学連合(LERU)が研究志向の大学について、研究と学生教育の共働を高めるための原則・提言を発表。

◇【欧州】欧州の見習い制度のための連帯(EAfA)の取組状況
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/07/25/eafa_2017/
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欧州委員会が、欧州の見習い制度のための連帯(EAfA)の4年間の取組みに関する報告書を公表。各国の取組み等をまとめた。

◇【欧州】欧州委員会が、欧州資格枠組(EQF)を改訂
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/06/29/eqf_revision_2017/
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欧州資格枠組み(EQF)が改訂された。資格保有者が有するスキル・コンピテンスの可視化が重要視されている。

◇【ドイツ】ドイツ:国境を越えた教育(TNE)の共通分類枠組み及びデータ収集のためのガイドラインを公表―高等教育・研究法の改正
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/07/12/tne_guidelines/
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国境を越えた教育(TNE)の共通分類枠組みやデータ収集のためのガイドラインが公表。TNEに関する用語の共通解釈の発展を目指す。

◇【ドイツ】ドイツ:人材確保のためオランダの上級中等職業教育資格を認証へ
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/07/20/mborecognition/
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州内で不足する専門職人材の確保のため、ドイツのNRW州がオランダの職業訓練修了資格を積極受け入れへ。州の連立政権が政策合意。

◇【シンガポール】シンガポール:私立教育委員会が学習成果や雇用可能性を重視した評価基準を追加
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/07/03/cpe_enhance_standards/
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シンガポールの私立教育委員会が学習成果や雇用可能性を重視した評価基準を追加。

◇【ASEAN】数値でみる学生移動と単位互換制度―ASEAN地域
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/07/11/mobility-n-cts-asean/
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ASEAN地域における単位互換制度を学生移動と結び付けて発展させる上で、既存の高等教育制度を調和させることが課題と示される。

◇【オーストラリア】オーストラリア:公立大学の入学定員廃止は中退率を上昇させたのか?
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/07/27/australia-retention-rate-completion-rate/
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修学継続率や修了率の改善に向けた高等教育基準委員会の報告書を公表。
修学離脱に関する早期アセスメントの実施や出口データの収集が課題に。

◇【米国】米国:コンピテンスベース教育プログラムのための質原則及び基準
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/07/20/cbe_quality_principle_standard/
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米国で急速にコンピテンスベース教育 (CBE)が普及する中、CBEネットワークがCBEプログラムの質原則を発表。成果指標がルーブリックで提案される。

◇【国際機関】OECDから見た日本の成人技能の課題
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/07/24/oecdskill2017/
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OECDが「OECD Skills Outlook 2017」を発表。日本の成人技能の課題を提示する。

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3. 「高等教育に関する質保証関係用語集」アンケートご協?のお願い
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当機構では、日本の高等教育制度や質保証制度などに関する基本用語の定義や解釈を日英二カ国語で収録した「高等教育に関する質保証関係用語集」を作成しております。
本用語集の今後の改善の参考とするため、動向ニュースのメルマガ読者の皆様を対象にアンケート調査を実施しています。

質問は全部で12問あります(所要回答時間:3分程度)。
ご回答いただくにあたり、以下のURLにアクセスしてください。
回答締切:平成29年8月末

https://acsurvey.qualtrics.com/jfe/form/SV_dhRHJgwZLkRGti5

読者の皆様の貴重なご意見は、情報提供の質向上につながります。
ご多用中恐れ入りますが、ご協力いただきますようよろしくお願いいたします。


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