メールマガジン配信サービス

>> バックナンバー一覧に戻る

vol.18:米国におけるリスクベース・アクレディテーション実施枠組をめぐる議論 ほか(2016年12月15日配信)

===============================
目次
===============================
1. 海外動向記事
平成28年11月に当機構ウェブサイトに掲載した動向記事10件(欧州1件、英国2件、オランダ1件、ドイツ1件、豪州2件、米国3件)を紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。

2.質保証に関するトリビア・豆知識
海外動向記事の内容について読者の方々により深く理解していただくために、質保証にまつわる用語や過去記事について解説します。
今回のテーマは「リスクベース」です。

3. EDU-Portニッポン事務局からのご案内-日本型教育の海外展開推進事業のウェブサイトについて-
官民協働で取り組む、日本型教育の海外展開推進事業を実施しているEDU-Portニッポンのウェブサイトについてご案内します。

===============================
1. 海外動向記事
===============================
◇【欧州】エラスムス・ムンドゥス奨学金プログラムからみる学生の留学への満足度
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/25/em-scholarship/
-------------------------------------------------------------
エラスムス・ムンドゥス奨学金プログラムについて調査が行われ、学生の留学への満足度が明らかに。

◇【英国】QAAが、データ収集やITインフラ整備に関連する高等教育支援機関との連携策を発表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/08/qaa2016-3/
-------------------------------------------------------------
QAA、JISC(英国情報システム合同委員会)及びHESA(英国高等教育統計機関)の3機関が
M5 Groupを立ち上げ、IT技術関連で具体的に連携していくことを発表。

◇【英国】QAAが、デジタル技術の活用による教育の質向上に関する報告書を公表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/08/qaa2016-4/
-------------------------------------------------------------
QAA(英国高等教育質保証機構)が、学生の学習経験の改善のため、
教育におけるデジタル技術の効果的な利用に関する報告書を公表。

◇【オランダ】実績合意書(Performance Agreement)の結果が発表―高等職業教育機関6校に不適当
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/25/result-performance-agreement/
-------------------------------------------------------------
2012-2015年の実績合意書に基づいて大学・高等職業教育機関を審査。
高等職業教育機関6校に不適当との判断がなされる。

◇【ドイツ】GACが4つのアクレディテーション機関を再認定
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/08/gac2016-2/
-------------------------------------------------------------
GAC(ドイツアクレディテーション協議会)が、再認定を求めるAAQ(スイスアクレディテーション・質保証機構)、ACQUIN(スイスアクレディテーション・質保証機構)、
ASIIN(工学・情報学・自然科学・数学プログラム・アクレディテーション機構)及びZEvA(中央評価・アクレディテーション機構)の
4つのアクレディテーション機関に対し適格認定を実施。

◇【豪州】TEQSAが2015-2016年度の高等教育機関登録の認定結果を公表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/07/teqsa_decisions_report/
-------------------------------------------------------------
TEQSA(オーストラリア高等教育質・基準機構)が、2015年7月から2016年6月の間に認定した高等教育機関等の結果報告書を公表。

◇【豪州】オーストラリアにおける職業教育訓練学生向け学生ローン制度改革
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/28/vet_fee_help_reform/
-------------------------------------------------------------
オーストラリアにおいて、職業教育訓練セクターの学生ローン改革が進行中。
2017年1月から新たな学生ローンの枠組みが導入される見込み。

◇【米国】米国におけるリスクベース・アクレディテーション実施枠組をめぐる議論
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/07/risk_based_accreditation/
-------------------------------------------------------------
米国でここ数年議論されているリスクベースのアクレディテーションの実施枠組について、
CHEA International Quality Group: CIQG(高等教育アクレディテーション協議会国際質保証グループ)が概要を紹介。

◇【米国】教員養成プログラムの質保証―州によるプログラム評価
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/07/teacher_preparation/
-------------------------------------------------------------
米国では教員養成プログラムを「レポートカード」という州による報告制度によって質保証している。
同制度で収集されるプログラムの質に関する情報を充実させる規則が制定見込み。

◇【米国】米国における派遣留学生の多様化と支援
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/28/us_study_abroad/
-------------------------------------------------------------
多様化する米国人学生の留学についてIIE(国際教育研究所)がサミットを開催。
現在推進されているマイノリティ学生の留学に、中国など受入希望国が注目。

==========================================
2.質保証に関するトリビア・豆知識
==========================================
今回は、米国の記事に関係する「リスクベース」をテーマに取り上げます。

◇【米国】米国におけるリスクベース・アクレディテーション実施枠組をめぐる議論
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/11/07/risk_based_accreditation/

米国では、超党派の議員がリスクベースを用いた評価の導入検討に関する議論を開始しましたが、
豪州や英国では既に導入されており、以下のような評価方法が採られています。

豪州:7年サイクルの周期的な評価とは別に、毎年各高等教育機関のリスクアセスメントを実施。
リスクの度合いにより提出資料の項目数の増減を図るなど、周期的な評価に連動している。

英国:周期的な評価の枠組にリスクベースのアプローチを採用。
各高等教育機関の過去の評価結果により、次回の評価のサイクルの長さや評価内容について異なった対応をしている。

このように、一概に「リスクベース」といっても国により評価方法が異なりますが、導入理由として「評価の効率化を図る」ということは共通しています。

≪過去の関連記事≫
豪州:TEQSAが「リスクアセスメント枠組(リスク規制枠組第2版)」を発表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2014/03/31/rafrwk/
英国:英国高等教育における新たな質保証制度(リスクベース評価)の導入(2014年開始予定)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2012/12/06/rskbase/

各国の詳細な取組については、当機構作成の「各国の高等教育分野における質保証システムの概要」にて詳しく解説しておりますので、ぜひご確認ください。
/n_shuppan/package/

===============================================================
3. EDU-Portニッポン事務局からのご案内
-日本型教育の海外展開推進事業のウェブサイトについて-
===============================================================
「EDU-Portニッポン」とは、文部科学省等の関係省庁、教育関連機関や企業等により
官民協働のオールジャパンで取り組む「日本型教育の海外展開推進事業」です。
本ウェブサイトでは、本事業の概要や各国における取組事例の紹介、
セミナー・シンポジウムなど各種イベントの案内について掲載しておりますので、本事業にご関心のある方は、ぜひご覧ください。
-------------------------------------------------------
EDU-Portニッポンhttps://www.eduport.mext.go.jp/


メールマガジンの購読はこちらから
トップに戻る▲


〒187-8587 東京都小平市学園西町1-29-1

電話 : 042-307-1500(代)

ページの先頭へ

©copyright 1998 National Institution for Academic Degrees and Quality Enhancement of Higher Education