令和3年度大学等の質保証人材育成セミナー 「学習成果の公正な測定:その現状とポストコロナにおける課題」
(第1回:令和4年2月7日(月)/第2回:令和4年2月14日(月))を開催します。


 大学教育の質保証は、教育を受けて卒業、修了する学生が身につける知識や能力の質の保証につながらなければなりません。そのためには、学生の学習成果を評価して一定水準以上の知識や能力に達しているか否か判断する必要があります。この判断は、一般にいわゆる「成績評価」の積み重ねとして行われ、試験によって成績を評価することを原則としています。しかし、その試験は教員が個別に行う場合が多く、その厳格性、客観性の担保は容易ではなく、そのために様々な取組が行われていることが大学評価の実践のなかで見出されてきています。またとくに、2020年以降の長期に渡る新型コロナウィルス感染症蔓延の状況は世界中でオンラインの遠隔授業とそれに伴う遠隔の「試験」を不可欠のものとしています。
 本セミナーでは、大学の教育の質の保証にとって、重要でありながらも、必ずしも表立った検討が加えられてきていない成績評価の問題について、現状を整理し、そこから明らかになる課題の解決の糸口を探ります。またパンデミックの現状を踏まえて、今後の可能性について検討する機会を提供したいと考えています。
 第1回では、当機構の認証評価の活動を通じて把握した大学のこれまでの状況について報告しつつ、問題の所在を整理するとともに、オンラインの遠隔テスト/遠隔監督に関する最新の状況を展望します。
 第2回では、成績評価に係るいくつかの観察と取組に関する報告に基づいて現状と展望について認識の共有を目指します。
 皆様におかれましては、お忙しい時期と存じますが、ご参加お待ちしております。

【日時】
 第1回 令和4年2月 7日(月) 14:00~17:00
 第2回 令和4年2月14日(月) 14:00~17:00
 ※第1回又は第2回のみの参加も可能です。
【開催形式】
 オンライン開催(Webexを利用予定)
【定員】
 各回200名程度
【参加費】
 無料
【対象者】
 大学等の教育の実践とその質保証に関わる業務に携わっている教職員
【参加申込について】
 受付を終了しました。多数の申込みをいただきありがとうございました。
【内容】
【第1回】令和4年2月7日(月) 14:00~17:00(3時間)
 14:00     開会
 14:00~15:30 趣旨説明、解説(課題の背景)
         大学改革支援・学位授与機構研究開発部 土屋 俊 研究開発部長
 15:30~16:00 質疑応答
 16:00~16:15 休憩
 16:15~16:45 講演「オンライン監督付コンピュータ試験の実際からみえること」
         ナショナル・コンピュータ・システムズ・ジャパン株式会社(Pearson VUE) 池田 哲 代表取締役
 16:45~17:00 質疑応答
 17:00     閉会

【第2回】令和4年2月14日(月) 14:00~17:00(3時間)
 14:00     開会
 14:00~14:30 事例報告「学業不正行為と大学の対応」
         大阪府立大学 萩原 弘子 名誉教授・研究公正インスティテュート客員研究員
 14:30~14:45 質疑応答
 14:45~15:15 事例報告「卒業論文・卒業研究のルーブリックによる客観的評価」
         琉球大学農学部 鹿内 健志 学長補佐・教授
 15:15~15:30 質疑応答
 15:30~15:45 休憩
 15:45~16:15 事例報告「コロナ禍における遠隔試験への挑戦」
         専修大学経済学部 小川 健 准教授
 16:15~16:30 質疑応答
 16:30~17:00 共同討議
 17:00     閉会

【問い合わせ】
大学改革支援・学位授与機構評価事業部評価企画課 企画第2係
      E-mail:hyokikaku2[at]niad.ac.jp
※[at]を@に置き換えてください。


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