自己評価能力を高めるための目的・計画と指標の作り方に関する研修会―ステップ3― (平成26年2月7日開催)
平成26年2月7日(金)に、標記研修会が、学術総合センター竹橋オフィスにて開催されました。研修会には、多数の皆様にご参加いただき、活発な議論が行われました。当日の研修会関係資料及び研修会趣旨等に関しましては、下記をご覧ください。また、本研修会内容等を含みました研究成果に関しましては、機構ウェブサイトにございます「大学の内部質保証力を向上させるための支援ツールの開発と普及に関する報告書(2013年3月発行)」をご覧願います。
※青字をクリックいただくと報告書及び研修会資料がご覧になれます。
研修会日程 |
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講義1 |
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講義2 |
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演習 |
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※以下は、研修会開催当時のご案内となります。
≪研修会趣旨等≫
大学評価・学位授与機構のEA(Evaluability Assessment)研究会で開発している教材及びコンテンツを基に、自己評価能力を向上させるための基本的な視点を学ぶとともに、計画立案段階で現行の課題や問題を可能な限り把握し、適切な指標等の設定を行うための研修会を開催させていただきます。
本研修会では、自らの大学の目的および計画に適した指標をどのように設定していくのか、それをどう進行管理や評価にいかしていくのかという点について学び、共に考えていきます。また、この研修はこれまで実施した研修(ステップ1&2)*に続くステップ3と位置づけています。したがって、目的や計画の設計方法(本教材ステップ1&2)について予備的な知識があることを踏まえて、ステップ3の研修を進めていきます。そのため、参加者は以下に実施したステップ1&2の研修を受けているか、もしくはPCM (プロジェクト・サイクル・マネジメント)について知識を有する方を基本とさせていただきます。
*「これまで実施した研修(ステップ1&2)」とは以下の3研修をさします。「大学評価担当者集会2012」第三分科会〔平成24年9月6日開催〕、「自己評価能力を高めるための目的・計画と指標の作り方に関する研修会」〔平成25年2月8日開催〕、「自己評価能力を高めるための目的・計画と指標の作り方(ステップ1&2)」〔平成25年11月20日開催〕
日時:平成26年2月7日(金)10:30~16:00
場所:学術総合センター11階 大学評価・学位授与機構竹橋オフィス1112会議室
定員:40名*
*定員の都合上、1大学から複数お申込みの場合には調整させていただくことがございます。
参加費:無料
○タイムテーブル:
10:35-12:30 講義とミニ演習
12:30-13:30 昼食・休憩
13:30-15:05 演習
15:05-15:20 休憩
15:20-16:00 演習の結果発表とまとめ
○各ステップの概要と今回の研修会の内容:
・関係者を把握し、大学における諸活動から課題を発見します。課題を複数挙げ、その課題の原因を考えつつ、課題(原因→結果のペア)をグループ化していきます。
・途中で、中心的な問題が見えてきますので、それを中心に各グループに関連づけていきます。(中心になる問題をどう設定するかは、グループのメンバーの考え方や活動を取り囲む環境によって異なります。)
◇これらの作業によって、各課題の因果関係を明確にします。
・ステップ1で分析した「原因→結果」を「手段→目的」とリバースさせることで「こういう原因でこういう課題が発生している」ということが「ここをやれば、この課題が解決できる」という図になります。この図を目的系図といいます。
・目的系図は、いくつかの課題をひとまとまりにし、グループ化したわけですが、課題が適切に関連づけされた目的系図があれば、「改善計画」が見出しやすくなります。
◇課題を原因と結果の因果関係で整理することで、解決と改善のアプローチを見出します。
・改善計画を実施する際の指標を考えます。課題は「目的→手段」という単位で最初に整理をしているため、この単位ごとに指標を考えていきます。
◇指標を設定すれば、あとはその指標が現在どうなっていて、それをどうしたいのか、ということで改善計画を現実化し、それに沿って行動できます。この指標を用いて進行管理をするという、評価担当者の責務を果たすためのヒントを見出します。
○研修会責任者:
田中 弥生(大学評価・学位授与機構 教授)
詳細については、こちらのファイルをご覧ください。
問い合わせ先:
大学評価・学位授与機構 評価事業部
評価企画課 企画第1係
〒187-8587 東京都小平市学園西町1-29-1
TEL: 042-307-1615
FAX: 042-307-1622
e-mail: hyokikaku2@niad.ac.jp