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目次
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1.質保証に関するトリビア・豆知識
海外動向記事の内容について読者の方々により深く理解していただくために、
本号紹介動向記事から質保証に関係するキーワードを一つ取り上げ、用語や
過去の記事について解説します。今回のテーマは「デジタル時代」です。

★:今回のテーマ「デジタル時代」に関連する記事

2. 海外動向記事
令和元年6月に当機構ウェブサイトに掲載した動向記事7件
(欧州3件、中国1件、ASEAN1件、豪州1件、その他の国・地域1件)
を紹介します。ぜひアクセスしてご覧ください。

3.QAなるほどトピックス
当機構スタッフによるコラムを1件追加しました。
今回のコラムテーマは
▼【自動車の次は大学?】メリットが大きい証明書の電子化(★)

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1.質保証に関するトリビア・豆知識
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「デジタル時代」

デジタル化は現代社会、また未来社会の姿を描くにあたり欠かせないもの
となっており、日本でも内閣府の「第5期科学技術基本計画」では、日本
が目指すべき新たな未来社会の姿「Society5.0」の実現には、仮想空間と
現実空間の融合が求められるとしています。教育分野も例外ではありません。
今回の質保証に関するトリビア・豆知識では、高等教育のデジタル化に
ついて紹介します。

高等教育のデジタル化においてムーク(MOOC)の登場はひとつの象徴的な
出来事ともいえます。

◇ムーク(MOOC)とは(2015年9月)
https://qaupdates.niad.ac.jp/wp-content/uploads/2015/05/mooc.pdf?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731

ムークの利点の一つは、インターネットへのアクセスさえあれば世界の
どこからでも、誰でも無料で受講が可能になる点です。一方、ムークは
正規の高等教育の学習としてどの程度受け入れられていますのでしょうか。
オランダの大学では、他大学のムークの受講による単位認定を行って
います。

◇カナダ:ムークによる単位認定に関する報告書を発表(2015年12月)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2015/12/17/mooccredits/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731
◇世界初、オランダの大学協定校のムーク受講を単位認定(2017年1月)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/19/tudelftmooc/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731

さらに、教育面のみならず、ブロックチェーン技術を用いて大学運営を
行うシステムを準備している大学もあります。

◇英:大学職員不要?トークンで運営する「最初のブロックチェーン大学」(2018年4月25日)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/04/25/woolf_whitepaper/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731

また、ムークと並んで最近話題になっているのが「デジタルの資格証明書」
です。デジタルの資格証明書やその手法は、ブロックチェーン学位、デジ
タル学位、電子証書、デジタルサティフィケートなど様々な名称で呼ばれ、
紙媒体の資格証明書の代替的手段として、本格実施が進められている国も
見られます。

◇MITが「ブロックチェーン学位」の発行開始(2017年11月)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/11/17/mitblockchain/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731
◇南アフリカで資格審査結果についてデジタルサティフィケート(電子証書)を発行(2018年12月)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/12/03/digital-cert-safrica/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731

実際、デジタルの資格証明書は紙媒体の代替としてどの程度社会から認め
られているのでしょうか。

◇採用担当者へのデジタル資格の浸透はこれから(2016年6月)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/06/10/dglqfctn/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731
◇【MOOCは就職に役立つか?】ユニスコがデジタル資格の課題を提起した報告書(2018年12月)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/12/04/digital_credentialing/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731

デジタルの資格証明書の本格的な浸透はこれからという印象ですが、社会
現象を起こしたビットコインにより認知度が上がった「ブロックチェーン」
技術は、学位記の偽造防止などセキュリティ面で革新をもたらすことが
期待されることから、近年幅広く教育分野にもその技術の活用が始められ
ています。

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2. 海外動向記事
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◇中国で進む証明書の電子化。CSCSE、外国学位の承認をペーパーレス化(★)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/06/13/cscse-digitisation/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731
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中国で進むペーパーレス化の波。帰国した留学生が多く使うCSCSEによる
学位の承認が、オンラインで完結することになった。

◇豪州:大学等におけるセクハラ被害に対する対応についての調査報告書を公表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/06/05/change-the-course/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731
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豪州:大学等におけるセクハラ被害に対する対応についての調査報告書を
公表。TAFE・私立カレッジにおける対応の不十分さが浮き彫りに。

◇修業年限で判断しない、ノルウェーの新しい学習歴の審査基準
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/06/20/nokut-new-approach/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731
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移民を積極的に受け入れるノルウェー。外国資格の審査基準をより柔軟に。
欧州北米地域のユネスコ条約にのっとる。日本も同様のアジア太平洋条約
をすでに締結。

◇欧州で2つの国際質保証プロジェクト始動―EHEAのさらなる進展へ
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/06/05/qaprojects_ehea/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731
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欧州で2つの国際質保証プロジェクト始動。多様なステークホルダーの
質保証への積極的参画と、多様化する高等教育の質保証の具体策を取り
上げる。

◇SDGsやデジタル時代にどう貢献できるか―第7回ASEM教育大臣会合(★)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/06/17/asemme7/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731
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7回目のASEM教育大臣会合開催。デジタル時代の国際的なモビリティ、
SDGsへのASEMの貢献について議論。

◇欧州:大学運営の効率化にまつわる優良事例集を公開
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/06/05/university-efficiency-hub/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731
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欧州で大学運営の効率化にまつわる優良事例集を公開。費用削減や中退率
減につながった様々な事例を紹介。

◇ESGに照らして分かった各国の評価の重点:DEQARを使用した比較研究
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/06/20/1st-deqar-pilot-study/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731
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DEQAR を用いた欧州4か国におけるESGの履行状況とESGの機関別評価
への影響を調査。ESGの影響力は疑いようのない程明らかに。

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3. QAなるほどトピックス
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読者の皆様に高等教育・質保証への理解をより深めていただくため、
当機構が配信している海外動向記事の背景等を盛り込んだコラムを
掲載しています。(不定期掲載)

◇【自動車の次は大学?】メリットが大きい証明書の電子化(★)
https://qaupdates.niad.ac.jp/2019/06/18/digitise-japan/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=190731
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大学で発行される紙の証明書。日本もそろそろ電子化してみては
どうでしょうか?電子証明書の多様なメリット、コストを抑えた
導入方法を紹介します。


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NIAD-QE 海外高等教育質保証動向ニュース
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