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目次
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1.質保証に関するトリビア・豆知識
海外動向記事の内容について読者の方々により深く理解していただくために、
質保証に関係する用語や過去の記事について解説します。
今回のテーマは「韓国のオンライン教育」です。

2. 海外動向記事
平成30年10月、11月に当機構ウェブサイトに掲載した動向記事8件
(欧州1件、英国1件、フランス1件、中国2件、米国2件、その他の国・地域1件)
を紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。

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1.質保証に関するトリビア・豆知識
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韓国には、オンライン上の履修による単位取得のみで学士の学位又は
専門学士の学位が取得できる「サイバー大学」があります。
サイバー大学では、履修登録から、授業への参加、教員との連絡、
課題提出や試験など、全てがオンライン上で行われるため、
時間と場所にとらわれず、大学の教育を受けることができます。
また、自分のペースに合わせた学習ができるということもあり、
定年後にサイバー大学に入学し、第2の人生を開拓する人々も
増えています。

◆サイバー大学の区分について
韓国には、21校のサイバー大学がありますが、大きく3つに区分されます。
(1)高等教育法に基づく、一般大学と同様の4年制大学(17校)
卒業した者は、一般大学と同じように学士の学位を取得。
(2)高等教育法に基づく、専門大学と同様の2年制専門大学(2校)
卒業した者は、専門大学と同じように専門学士の学位を取得。
(3)生涯教育法に基づく、生涯教育施設(2校)
卒業した者は、各生涯教育施設の学位授与権に応じた学位を取得。
(現状2校のうち1校は学士の学位、残りの1校は専門学士の学位を授与)
なお、現在(3)のタイプのサイバー大学は、高等教育法に基づく大学への
転換の準備をしています。

◆サイバー大学の登録者について
2017年度には、約25,000人の学生がサイバー大学に登録しました。
登録者の年齢は、40代が約25%で最も多く、30代が22%で2番目に多いです。
また、高麗サイバー大学、慶煕サイバー大学、漢陽サイバー大学など、国内に
キャンパスを有する学校法人が運営するサイバー大学では、在籍数が
1万人を超えます。
(2017年度 サイバー大学の年齢別登録者数)
http://www.cuinfo.net/home/eudc/statistics.sub.action?gnb=55&gubunNm=age&sttYear=2017

◆サイバー大学の授業料について
サイバー大学の授業料は、年間約160万ウォン(約16万円)と、
一般大学の平均的な授業料の約1/4程度です。
(2017年度の一般的な大学の年間平均授業料は、約668万ウォン)
経済的負担が比較的少ないことも、サイバー大学のメリットの一つです。
(2017年度 サイバー大学の平均授業料)
http://www.cuinfo.net/home/eudc/statistics.sub.action?gnb=55&gubunNm=fee&sttYear=2017

(2017年度 一般大学の平均授業料)
http://www.moe.go.kr/boardCnts/view.do?boardID=294&boardSeq=71130&lev=0&searchType=S&statusYN=C&page=1&s=moe&m=0204&opType=N

◆日本の大学と学術交流協定を締結したサイバー大学
高麗サイバー大学は、2014年10月に近畿大学と学術交流協定を締結しました。
漢陽サイバー大学は、2014年4月に立命館大学と、
2017年1月に(日本の)サイバー大学(https://www.cyber-u.ac.jp/)と学術交流協定
を締結しました。

韓国では、多くの人々に高等教育の機会を提供するために
サイバー大学をはじめとするオンライン教育のインフラを
さらに拡大する政策を積極的に展開しています。
例えば、韓国型オンライン公開講座のK-MOOC(http://www.kmooc.kr/)は、最近、
大学生のみならず、一般の人も講座を履修し、単位取得が可能となるよう関連法令が
改定されました。

今回のトリビアでは、韓国のオンライン教育について紹介しました。
教育におけるICT(情報通信技術)の効果的な活用がますます注目されます。

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2. 海外動向記事
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◇【欧州】eラーニングの質を上げるために学内でできる10のポイント
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/11/13/10tips-elearning/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=181129
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質の保証を伴ったeラーニングを提供するうえで取り組むべきこととは? 
高等教育機関が独自で取り組むことのできるポイントをまとめた。

◇【英国】英語学位プログラムに特化した国際化評価を開始
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/10/19/emi_qly_mark/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=181129
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英語による学位プログラムの質を評価する新たなサービスを開始。
国際化を推し進める大学の需要見込む。

◇【フランス】政府が高等教育機関の財政支援充実へ
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/10/19/preparingforentryintohighereducationwhatchangesatthestartoftheacademicyear2018/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=181129
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フランスの高等教育大臣が、国内の公立高等教育機関の学生を対象に、
財政支援を充実させることを発表。学費(年間登録料)等を含む5項目を提示。

◇【中国】【WeChatにも対応】世界中で広まる学習歴のオンライン認証-9つの事例
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/10/24/verify_online/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=181129
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証明書の内容をオンラインで認証する世界各国の政府や大学のサイトを紹介。
文書の電子化と合わせて注目の動きです。

◇【中国】中国政府が学位等の認証書の電子化及び認証サービスの無償化を発表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/11/09/degree_verification_china/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=181129

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今後日本の大学は、中国人留学生からの入学申請審査の際、申請者から提出され
た中国の公的資格認証機関の証明書に記載されたコードを使用して、直接当該機
関の運営する認証サイトにアクセスして確認することができる。

◇【米国】高騰を続ける学費-大学ランキング入選300校の平均で明らかに-
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/10/30/ustuition/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=181129
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学費が過去20年で約3倍に高騰。また、学生ローン残高も2018年第2四半期時点で
1兆5304億ドルを記録し、社会にも大きな負担となっている。

◇【米国】ニューイングランド地方が管区の地域アクレディテーション機関が新組織に
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/10/16/neche/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=181129
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ニューイングランド学校協会から独立し、ニューイングランド高等教育委
員会が発足。米国高等教育アクレディテーション協議会及び連邦政府教育
省から地域アクレディテーション機関としての認定を受けている。

◇【その他の国・地域】アジア太平洋地域における国家資格枠組に対する認識は―UNESCOのガイドラインから―
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/11/12/asia-pacific-nqf/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=181129
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質保証、国際的な資格の承認、資格枠組(NQF)の3つを統合的に進めていくことの
重要性を紹介。雇用主や職業団体といったステークホルダーの関与がNQFの発展には
不可欠とのこと。

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NIAD-QE 海外高等教育質保証動向ニュース
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