vol.39：U-Multirank大学ランキング2018：指標別トップ25にランクインした日本の大学は？ほか(2018年8月24日配信) | バックナンバー | 質保証・国際連携

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目次
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1．質保証に関するトリビア・豆知識
海外動向記事の内容について読者の方々により深く理解していただくために、
質保証に関係する用語や過去の記事について解説します。
今回のテーマは「留学生を受け入れられる教育機関」です。

2. 海外動向記事
平成30年7月、8月に当機構ウェブサイトに掲載した動向記事7件
(欧州5件、韓国2件)を紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。

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1．質保証に関するトリビア・豆知識
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みなさんは最近、留学生と接しましたか？
政府の統計によると、昨年度は約12万件の留学ビザが発行され、
26万人以上の留学生が実際に日本で暮らしていました。

では、彼らが入学できるのはどのような学校でしょうか？
今回のトリビアは「留学生を受け入れられる教育機関」がテーマです。

日本では国から設置認可を受けた教育機関であれば、留学生を受け入れる
ことができます。
具体的には、学校教育法に定められた学校や各種学校などがこれに該当します。

◇法務省：留学
http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/ZAIRYU_NINTEI/zairyu_nintei10_17.html

中国にも同様の制度があり、国の認可を受けている高等教育機関であれば
留学生の受入れができると定められています。

◇中国外交部：高等学校接受外国留学生管理规定
http://www.fmprc.gov.cn/web/fw_673051/lbfw_673061/qita_673075/t575931.shtml

しかし留学生を受け入れるためには、設置認可とは別の承認が必要な国もあります。

例えば、オーストラリア政府はCRICOS*と呼ばれる教育機関の特別な名簿を管理
しており、ここに登録されていない機関は留学生を受け入れることができません。
言い換えれば、政府が設置を認めた学校であっても、CRICOSに名前がなければ
オーストラリアの学生しか入学できません。

CRICOSへの登録には、国の審査が必要で、ESOS法*への準拠が求められます。

◇諸外国の高等教育分野における質保証システムの概要：オーストラリア(53ペー
ジ)
http://www.niad.ac.jp/n_kokusai/info/australia/overview_og_j_ver2.pdf

一方、イギリスの教育機関が留学ビザの学生を受け入れるためには、Highly Trusted
Sponsor (HTS)の資格が求められます。
HTS資格を得るためには、国が指定する機関が行う、教育の質やFSMG*とよばれる
経営体制の審査を受ける必要があります。

◇イギリスの代替プロバイダー（公的な補助を受けない高等教育機関）が直面し
ている5つの課題とは？
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/04/04/ukgateways/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180824

◇諸外国の高等教育分野における質保証システムの概要：英国(48ページ)
http://www.niad.ac.jp/n_kokusai/info/uk/overview_uk_j_ver2.pdf

このように、一口に留学生政策と言っても、受入校に特別な規制を課す国と
課さない国があります。
留学生の誘致と教育の質の向上のバランスを取るため、みなさんならどのような
仕組みが望ましいと思いますか？

*
CRICOS: the Commonwealth Register of Institutions and Courses for
Overseas Students
ESOS法: Education Services for Overseas Students Act 2000
FSMG: Financial Sustainability（金融持続性）、Management （経営）、
Governance（ガバナンス）

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2. 海外動向記事
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◇【欧州】日本政府とEU間でジョイントディグリー課程策定の促進に合意
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/08/17/eu-jp-joint/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180824
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日本政府と欧州委員会が日欧ジョイントディグリー課程策定の促進に合意。　
エラスムス・プラス下で、欧州域外国と政府レベルの連携をするのは日本が初。

◇【欧州】欧州でも進む電子署名の資格証明書、ブロックチェーン導入の模索も
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/08/03/digitally-signed-qualifications/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180824
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電子化した資格証明書を欧州規格の職務経歴書（ユーロパス）に採り入れられる
計画が！電子化した資格が地域規模で流通する見込み。

◇【欧州】欧州39ヵ国における国家資格枠組（NQF）の分析、各国が定めるスキル
とは？
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/07/23/analysis-on-descriptor-eu/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180824
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欧州39ヵ国における国家資格枠組（NQF）の指標について分析した報告書を
公開。欧州諸国が考える学習成果の追求においてヒントにしてみては。

◇【欧州】ノルウェーへの留学・就職手続きがサクサク進む！
　　　　　ダウンロードして使える資格認証ステートメント
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/07/23/norway-automatic-recognition/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180824
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ノルウェーのNOKUTは、北欧諸国の高等教育資格の情報を、ダウンロードして
すぐに大学や会社に提出できる認証ステートメントを発行する。外国資格評価を
簡素化するツールとして有効。

◇【欧州】U-Multirank大学ランキング2018：指標別トップ25にランクインした
日本の大学は？
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/07/23/u-multirank2018/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180824
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U-multirank世界大学ランキング2018を公開。
Top performing Universitiesにランクインした日本の大学9校とは？

◇【韓国】韓国MOOCは実学重視　
教育部が第４次産業革命関連講座をコースとして選定
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/08/13/kmooc_fourth-industrial-revolution/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180824
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2015年開始のK-MOOC。2018年度は約500講座が開講され、受講申請件数は58万
１千件に。教育部が新たに第４次産業革命に関連する講座をコースとして選定。

◇【韓国】韓国教育部が大学情報公開の分析結果を発表
https://qaupdates.niad.ac.jp/2018/07/19/information-disclosure-of-heis-2018-june/?utm_source=mailmag&utm_medium=email&utm_campaign=180824
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韓国教育部が大学情報公開の分析結果を発表。
今回は産学連携の状況、新入生選抜の結果、非常勤講師の給与について分析。

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