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vol.30:留学先の選び方が変わる?イギリスが分野別TEFを試験的に導入 ほか(2017年11月27日配信)

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目次
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1.質保証に関するトリビア・豆知識
海外動向記事の内容について読者の方々により深くご紹介させていただくために、質保証に関係する用語や過去の動向記事について解説します。
今回のテーマは「北欧各国の高等教育」です。

2. 海外動向記事
平成29年10月に当機構ウェブサイトに掲載した動向記事6件(欧州3件、英国2件、米国1件)を紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。

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1.質保証に関するトリビア・豆知識
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今回は、「北欧各国の高等教育」をテーマに取り上げます。

欧州委員会がまとめた、高等教育の修了率など欧州28か国における教育分野の現状に係る報告書「Education and Training Monitor 2016」によると、北欧各国の高等教育修了率は概して欧州の平均以上であるといえます。

◇【欧州】高等教育の修了率など欧州28か国における教育分野の現状を公開―Education and Training Monitor 2016
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/12/22/europe-monitor-2016/

欧州28か国の30‐34歳の高等教育修了率(2015年):38.7%
修了率50%以上の国:リトアニア、キプロス、ルクセンブルク、アイルランド、スウェーデン。
修了率40%以上:ベルギー、デンマーク、エストニア、フランス、オランダ、フィンランド、英国。

また、欧州委員会が公表している、欧州各国におけるモビリティへの取組みの状況を提供するウェブサイト「Mobility Scoreboard」によると、北欧各国(デンマーク、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、アイスランド)では、モビリティを促進する上で「資格認証」及び「職業教育」の2点について先進的な取組みがみられます。

◇【欧州】欧州におけるモビリティの進展状況が一目でわかる―Mobility Scoreboard
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/01/10/re-mobility-scoreboard/

(1) 高等教育分野における資格認証
「Mobility Scoreboard」によると、高等教育分野における資格の認証については、 アイルランド、ノルウェー、スウェーデン、ポーランドが相対的に進んでいます。実際、北欧5ヵ国3地域では当該地域において高等教育資格の自動認証を目指すという動きもあります。

◇【欧州】北欧各国の教育大臣「レイキャヴィーク宣言」を改訂
https://qaupdates.niad.ac.jp/2016/12/16/new_reykjavik/

(2) 職業教育に係る取組み
「Mobility Scoreboard」によると、各国が行う情報提供の整備状況については、ドイツ、スウェーデン、フィンランドが進んでおり、また学習成果の認証については、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドが相対的に進んでいます。
加えて、モビリティの質についても、スウェーデン、イタリア、バルト三国が相対的に高いとされています。

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2. 海外動向記事
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◇【欧州】フィンランドにおける新たなオーディットモデル:ベンチラーニングで機関間交流を促進
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/10/11/fineec_2018-2024/
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FINEEC が、第3サイクル(2018-2024年)におけるオーディットモデルを公表。ベンチラーニングも評価の一部に。

◇【欧州】ポーランド:大学の研究力や質保証システムに課題、ECによる?等教育および科学システムのピアレビュー
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/10/12/peer-review-of-polish-higher-education-and-science-system/
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公的研究機関や科学アカデミーの研究ユニットを大学に統合・再編し、研究能力の断片化を解消することが提言された。

◇【欧州】スペイン、「学部別評価」導入へ 進む欧州の「脱」プログラム評価
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/10/17/newespacctn/
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欧州で進む大学評価の業務負担軽減対策。スペインもプログラム評価から機関別評価に変更へ。

◇【英国】留学先の選び方が変わる?イギリスが分野別TEFを試験的に導入
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/10/10/subjectleveltef1/
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イギリスの大学の新たな比較方法、分野別TEFの詳細が公表。2017年秋に試行版を実施し、2019年秋の本格実施を目指す。

◇【英国】優秀な学生ばかり?イギリスで「成績インフレ」が問題に
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/10/11/gradeinflation2017/
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イギリスのJo Johnson大学担当大臣が「成績インフレ」について苦言。今では約4分の1の学生がトップ成績。

◇【米国】MOOCsの質保証、学習成果の評価はどのように実施されるのか?―米国クオリティ・プラットフォームの例
https://qaupdates.niad.ac.jp/2017/10/18/quality_platform_review/
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MOOCの質保証、学習成果の評価をどのように実施するか?米国CHEAの評価実施例から、評価基準や根拠資料、学習成果の示し方の例を紹介。


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