この度、当機構は6つ目の連携協力のための覚書を韓国大学教育協議会（KCUE）と締結しました。KCUEは韓国大学教育協議会法により1982年に設立され、大学評価を始め、大学入試及びカリキュラム策定にかかる研究及び情報提供、高等教育政策及びデータベースに関する研究、大学関係者への研修等を通じて韓国における高等教育の発展・振興に寄与している団体です。

韓国では2010年から第3周期の大学機関評価認証制の実施のための準備に入っている他、高等教育法の改正により大学の情報公開と自己評価が義務化されるようになりました。また、これまで大学関係者による会員機関であったKCUEも、韓国政府から国の評価機関として認定を受ける見込みで、韓国でも大学の質保証にかかる様々な制度改革が進んでいます。

当機構では8月19日の「第2回日中韓質保証機関協議会」開催前に学術総合センターにおいて覚書締結のための調印式を開催し、平野機構長ら関係者が出席した他、KCUEからもイ・ヨンホ大学評価院長らが出席しました。調印に先立ち、平野機構長から覚書締結に向けて尽力いただいたKCUEの関係者に謝辞を述べると共に、今後とも覚書を踏まえてKCUEとの協力関係を築いていきたい旨のコメントがあり、イ院長からも同様の挨拶がありました。

KCUEからは本年秋にソウルで開催予定の大学評価に関する国際シンポジウムへ平野機構長が講演の招待を受けている他、日中韓質保証機関協議会を通じ更なる連携強化を図っていくこととしています。