去る9月30日（木）、当機構の主催により「日本・ASEANインフォメーション・パッケージに関する内部セミナー」を学術総合センターで開催しました。

本セミナーは、日本とASEAN諸国間の高等教育分野での活発な交流状況を受け、質保証機関での連携を強化し質の保証を伴った交流を支援していくことを目的として、当機構とASEAN諸国の質保証機関との情報共有や連携・交流強化の第一歩として開催したものです。

今回は当機構の交流実績等を踏まえ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムの5か国の質保証機関関係者を招へいしました。当機構からは平野機構長、岡本理事、福島理事、川口特任教授をはじめ教職員が出席し、文部科学省からは福田高等教育局国際企画室専門官が出席しました。

はじめに、各国の質保証システムに関する相互理解を深めるため、当機構ならびにASEAN各質保証機関より国レベルの質保証システムの概要や質保証機関の役割、課題、方策等について発表を行いました。これらの発表を踏まえ、今後の当機構とASEAN質保証機関との連携についてディスカッションを行い、連携にあたっては各国の独自性やアジア特有の文化・歴史の尊重が不可欠であること、その上で、具体的な方策として、覚書を締結して連携強化を図ることや相互理解・人材交流をさらに推進していくことのほか、様々な協力内容の提案も交えて活発に意見を交わしました。

当機構では、今回招へいした5か国の質保証機関をはじめとするASEAN諸国と今後とも質保証分野での対話や協力、情報共有や人材交流を推進し、質の保証を伴った大学間交流に寄与していくこととしています。(右下写真：セミナーを終えて）

◇日本・ASEANインフォメーション・パッケージに関する内部セミナー 参加機関

• インドネシア：国立高等教育アクレディテーション機構（BAN-PT）
• マレーシア：マレーシア資格機構（MQA）
• フィリピン：フィリピン学校・カレッジ・大学アクレディテーション協会（PAASCU）
• タイ：タイ政府教育省所属全国教育水準・質評価局（ONESQA）
• ベトナム：教育訓練省教育訓練アクレディテーション局（GDETA）
• 日本：文部科学省、大学評価・学位授与機構