去る3月4日（木）当機構の主催により、タイ・バンコクにて第1回日中韓質保証機関連絡協議会を開催しました。これは昨年10月の日中韓首脳会談において大学間交流の促進が合意されたことを受け、政府有識者会議のもとで質保証分野における連携強化を推進し3国の質の伴った大学間交流を支えていくこととなり、当機構・中国教育部高等教育教学評価センター（HEEC）・韓国大学教育協議会（KCUE）の3国の質保証機関による連絡協議会の開催が実現したものです。今回はアジア太平洋質保証ネットワーク（APQN）年次総会に併せて開催し、当機構・HEEC・KCUEの他、オブザーバーとして文部科学省より徳永高等教育局長、氷見谷高等教育局高等教育企画課国際企画室長 、また中韓両国の教育部評価担当者の参加がありました。

最初に各代表者による挨拶と、各機関における質保証に関する現状と課題について説明をしたのち、ディスカッションにて今後の連携方策について活発な意見交換を行いました。その結果、本協議会の継続的な開催、評価に関する共同プロジェクトの実施等について合意し、「日中韓質保証機関協議会」の発足に至ることとなりました。今後は、具体的な協力内容や協議会の実施体制についての協議をすすめることとなっています。

次回は当機構の主催により東京で開催する予定となっており、その後中国・韓国でそれぞれ開催した後、来年1月又は2月に開催が予定されている質保証に関する国際シンポジウムにて本取組における成果を報告することとなっています。