![]() |
|||||||||||||||||
|1|2|3| | |||||||||||||||||
■ | 開催予告:大学評価・学位授与機構 学位審査研究部主催 講演会 | ||||||||||||||||
○ | ボローニャ宣言から10年 ヨーロッパ高等教育圏の創設と学位・教育課程改革の現状 |
||||||||||||||||
開催趣旨ヨーロッパでは1999年のボローニャ宣言を契機に「ヨーロッパ高等教育圏」の創設を目ざし、制度の調和に向けて各国政府と高等教育機関の協調のもとに取組が進められてきました。ボローニャ・プロセスと呼ばれるこの改革の最重点は、3段階の学修構造と比較可能な学位制度の導入、学位と学修期間の相互認証、質の保証に置かれています。20世紀末までヨーロッパ諸国の高等教育は、修了者に授与される学位も修業年限もきわめて多彩でしたが、いまやヨーロッパにおいてもバチェラー(学士)、マスター(修士)の学位が主流になってきています。 しかし、伝統的な学位を新しい学位に切り替えることは、単に制度の改革にとどまりません。とくに大陸ヨーロッパの大学では、これまで卒業者に授与する最初の学位は修士レベルであったことから、新たに学士の課程を設け、さらに単位制度にもとづく教育課程を編成する必要が生じ、そのために多大な努力が払われています。こうした学位・教育課程の改革によって、カリキュラムの重点、教育・学習方法、試験の実施方法と時期、さらに大学内の管理運営にはどのような変化が見られるのでしょうか。 ボローニャ宣言から10年を経た2010年にヨーロッパ高等教育圏はその発足が公言され、ボローニャ・プロセスは2020年まで継続することが合意されています。今回の講演会ではヨーロッパ高等教育研究の第一人者であるウルリッヒ・タイヒラー教授をお招きし、ボローニャ宣言から10年間のヨーロッパ高等教育の改革努力と今後の課題について語っていただきます。 参加申し込み参加ご希望の方は、2月2 日(水)までに研究部事務室あてにメール(gakui-kenkyu@niad.ac.jp)にて、@氏名(フリガナ)、A所属機関、B所属部署・職名、Cメールアドレス、をご記入のうえお申し込みください。なお、メールの見出しは「講演会申し込み」としてください。 ウルリッヒ・タイヒラー教授略歴タイヒラー教授は、カッセル大学(ドイツ)の国際高等教育研究センターにおいて長年にわたりセンター長を務める一方、国際的にもUNESCO、OECD、世界銀行、欧州会議、ヨーロッパ委員会や各国政府、大学諸団体のコンサルタントとして活躍されてきました。また、高等教育研究者コンソーシアム(Consortium of Higher Education Researchers, CHER)やヨーロッパ高等教育学会(European Higher Education Society, EAIR)の会長を歴任され、高等教育の主要学術誌の編者も務められています。 高等教育と雇用、高等教育システムの国際比較、高等教育における国際協力と学生移動を主な研究テーマに多数の著書をドイツ語、英語で出版されていますが、日本の高等教育と社会選抜をテーマに学位論文を書かれたタイヒラー教授は、日本の高等教育にも精通されています。これまで当機構における2度の講演は論文にまとめられ、『学位研究』と『大学評価・学位研究』に掲載されています(下記ウェブサイトをご覧ください)。 ○ウルリッヒ・タイヒラー 「『ヨーロッパ高等教育圏』に向けての収斂と多様性」 お問合せ先独立行政法人 大学評価・学位授与機構学位審査研究部 吉川 研究部事務室 藤澤、吉野 TEL:042-307-1842 FAX:042-307-1851 E-mail:gakui-kenkyu@niad.ac.jp |
|||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||