|
平成23年5月17日（火）、韓国大学教育協議会（KCUE）の主催により「日中韓質保証機関協議会」の第4回会合が韓国・済州で開催され、当機構からは平野機構長、岡本理事らをはじめ役職員11名、KCUE及び中国教育部高等教育教学評価センター（HEEC）からそれぞれ関係者が出席しました。今回は昨年12月に開かれた第3回会合に引き続き、質保証に関する共同プロジェクト実施のために設置した3つのプロジェクトグループ（PG）の進捗状況の報告とともに、今後の活動項目・課題等について協議を行いました。
まず、日中韓３国の質保証に関する相互理解促進をテーマとするPG1では、本協議会ウェブサイトの充実に向けて３機関が質保証に関する情報を随時提供すること、また、今後３機関による質保証関係用語集の作成を目指すことで一致しました。
次に国際的な教育の質保証における連携をテーマとするPG2では、日中韓政府が実施する「キャンパス・アジア」構想のパイロットプログラムに対し、本協議会が質保証の側面から継続的に支援を行うとともに、同プログラムのモニタリングの実施のための骨子案を提案し、今後共同ガイドライン策定に繋げていくことで合意しました。
そして、人材交流をテーマとするPG3では、各機関が主催する国際セミナーへの相互参加をはじめ、短期・長期の専門家・実務担当者の交流プログラム実施について、今後さらに検討を重ねていくことで一致しました。今回の協議結果を踏まえて各PGは今後とも継続的に活動を進め、次回の第5回協議会（本年秋頃予定）にて個々の計画の具体案についてさらに協議を行う見込みです。
また、同日午後には韓国教育科学技術部主催により「第3回日中韓大学間交流・連携推進会議」が開催され、平野機構長が日本側委員として出席しました。会議では大学間交流の強化に向けた「キャンパス・アジア」パイロットプログラムの公募を5月20日より３国間で同時に開始することなどが合意されました。
協議会の様子 |
|
