当機構は7月8日(火)に、大学における評価・企画立案担当者向けのワークショップを開催しました。
本ワークショップは前日7日(月)に行われた大学評価フォーラム「大学評価の戦略的活用と方法」の内容を踏まえ、大学の自己分析や戦略形成を考えるうえで、より具体的な方法を大学の評価・企画立案担当者等とともに考察するために今回開催されたものです。
当日は、まず午前のプログラムとして、日本医療バランスト・スコアカード研究学会会長で日本大学商学部の高橋淑郎教授より、戦略形成の一つの手法であるバランスト・スコアカード(BSC)の基本に関する講義が行われました。
次に午後のプログラムとして、バランスト・スコアカードの一部を構成する分析手法であるSWOT分析の演習を行いました。まず、実習の題材としてご協力いただいた九州大学の小湊卓夫准教授から、九州大学の概要をご説明いただきました。次に参加者は3つのグループに分かれ、九州大学の教職員になったという仮定のもとで、九州大学の強み・弱み等の洗い出し・分析を行い、それをもとに戦略形成を行いました。最後には各グループごとにSWOTの分析結果と戦略の発表を行いました。
参加者のアンケートからは、「実際に演習を行うことで手法を理解することができた。」「大学の戦略を企画・立案するうえで非常に参考になった」等の意見が寄せられました。今後は各大学において、将来戦略策定の議論がいっそう行われることが望まれます。
|