機構ニュース第117号
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〇The 1st HKCAAVQ/NIAD-UE Joint Workshopを開催

平成25年2月1日(金)に、当機構竹橋オフィスにて、「The 1st HKCAAVQ/NIAD-UE Joint Workshop」(和名:大学評価・学位授与機構/香港学術及職業資歴評審局合同ワークショップ(第1回))を開催しました。当機構と香港学術及職業資歴評審局(Hong Kong Council for Accreditation of Academic and Vocational Qualifications:HKCAAVQ)は、交流覚書のもと、若手教職員の交流による相互理解促進を目的に、本ワークショップを実施しました。

第1回目の今回は、“Changing Higher Education Landscapes of Japan and Hong Kong from the viewpoints of Quality Assurance”というテーマのもと、日本と香港の教育の動向や双方機関の業務・役割について理解を深めることに主眼に置きました。香港学術及職業資歴評審局(以下、HKCAAVQ)からは、6名の職員が来訪し、双方の関心事項について発表を行い、意見交換を行いました。


ワークショップは、次のとおり2部構成で行いました。

セッション1では、“Higher Education System in Hong Kong/Japan and Role of HKCAAVQ/NIAD-UE”と題し、日本及び香港の高等教育システムと双方機関の役割について発表がありました。当機構研究開発部の森准教授からは、日本の高等教育の概況や高等教育機関の入学及び卒業にかかる改革について説明があったのち、学位授与制度の経年的背景とともに当機構の歴史や役割の変遷について発表がありました。HKCAAVQのDaisy Chow、Wilbur Pang両氏からは、1990年代以降の香港の教育制度や高等教育の動向、政策の方向性、またNLP(Non Local Program)のアクレディテーション等について発表がありました。

セッション2では、“Current Trend and Challenges in Higher Education in Hong Kong/Japan”と題し、日本及び香港の高等教育の動向や課題について発表がありました。HKCAAVQのYiu-Kwan Fan事務局長、Grace Woo氏からは、2000年以降の香港政府による教育改革について説明がありました。改革の大きなテーマは、「拡大化」、「民営化・多様化」、「国際化」の三本柱であるとのこと。また、香港の高等教育における課題として、学生の志向の変化や複数の質保証機関の存在、アカデミック教育と職業分野の関係性等が挙げられました。東京大学大学総合教育研究センターの小林教授(当機構客員教授)からは、教育における公財政支出についてや市場主義改革による規制緩和、様々な競争的資金等、財政的側面を中心に発表があり、日本の高等教育における課題として、学生への十分な経済的支援の枠組みが充実していないこと等が挙げられました。


ワークショップには、当機構教職員をはじめ、国立高等専門学校機構からも参加があり、質疑応答・ディスカッションでは、活発な意見交換がなされました。

※参考
当日プログラム pdf


Workshop
発表の様子

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