当機構では、わが国の大学の国際化をはじめ、ダブル・ディグリー等の国際的な共同教育プログラムの策定や質の保証に資する観点から、諸外国における質保証等のガイドラインや原則、具体的な共同評価の取組事例等に関する情報収集・調査を実施しています。その一環として、このたび、欧州地域における国際的な共同教育プログラムの質保証を支える制度的枠組みや、国際機関、質保証機関、質保証ネットワーク、大学協会等による共同評価等の取組みを紹介するウェブページ「国際的な共同教育プログラムの質保証－欧州のガイドライン、共同評価等の取組み」を開設しました。

欧州では、1999年のボローニャ宣言を契機に「欧州高等教育圏」の創設を目指して、単位の互換性や学生・教職員の流動性を高め、国境を越えて共同体としての結びつきを強めるために、各国政府と高等教育機関の協働のもとに様々な取組みが進められてきました。この一環で、国際的な共同教育プログラムの展開はもとより、これらの質保証における取組みについても、各国・地域が協力して国を超えた枠組みや制度を策定しています。

本ウェブページでは、国際的な高等教育の質保証に関する主なガイドラインや原則、共同評価に関するプロジェクト、国際化評価の取組み等について、概要説明と原典へのリンクにより紹介しています。また、それらの背景となるボローニャ・プロセスに関する主な合意文書・宣言、欧州単位互換制度（ECTS）やエラスムス・ムンドゥス計画等の質保証・学生交流の仕組みについても掲載しています。

今後、大学等の国際化の取組みを支える評価ツールやサービス、共同教育プログラムに関する大学内部質保証の事例についても紹介していく予定です。

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