機構ニュース第108号
評価事業
主要行事日程
機構の窓
学位事業
News&topics
NIAD-UEウェブサイトはこちらへ
和ロゴ
機構ニュースタイトル
ご意見・ご要望
home
News&Topics
|2|
ドイツ連邦共和国質保証関係機関の訪問調査を実施

3月29日〜4月2日にかけて川口特任教授、古川客員教授、国際課職員2名が、ドイツ連邦共和国の高等教育関係機関であるドイツ大学学長会議(HRK)、ドイツ学術交流会(DAAD)、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツ、また質保証関係機関であるアクレディテーション・カウンシル、AQAS、FIBAA、evalagを訪問し、ドイツの高等教育制度の概要や各機関の質保証関連事業等についての調査を実施しました。

最初に訪問したドイツ大学学長会議(HRK)は、ドイツの州立大学および州から認可された私立大学などの自主的な大学連合組織であり、組織概要について話を伺うとともに、ドイツ全体の高等教育制度および質保証制度について情報収集を行いました。ドイツでは教育についての権限は州にありますが、全国的な政策として、大学の先端研究を支援する「エクセレンス・イニシアチブ」、高等教育機関が十分な学習環境を整えるための公的資金(連邦政府と州政府間の「高等教育協定(Higher Education Pact)」)、修学条件や教育の質の向上のために競争的資金が連邦政府より提供される仕組み(「大学教育の質改善に関する協定(Quality Pact for Education)」)があります。

次に訪問したドイツ学術交流会(DAAD)では、ドイツと日本の大学の交流状況や、DAADがASEAN地域で行っている活動について情報収集を行いました。また、DAADが現在アジア・欧州会合(ASEM)の事務局であることから、ASEMの活動や最近の動向についても聴取しました。ドイツ1

ドイツではアクレディテーション活動を行うために、各質保証実施機関は統括機関であるアクレディテーション・カウンシルの認可を受けることとなっています。今回は、アクレディテーション・カウンシルを訪問するとともに、現在認可されている質保証機関10機関のうち、AQAS、FIBAA、evalagを訪問しました。訪問先では各機関の事業概要を伺うとともに、特にドイツのアクレディテーション制度であるプログラムアクレディテーション及びシステムアクレディテーションそれぞれの実施プロセスについて情報収集を行いました。

  最後に訪問したヨハネス・グーテンベルク大学マインツ(通称マインツ大学)では、マインツ大学における内部質保証制度について聴取しました。マインツ大学では、質保証・開発センター(Center for Quality Assurance and Development (ZQ))を設置しており、内部アクレディテーションの実施のほか、他の高等教育機関に対する内部質保証コンサルタント事業など実施しています。また、ドイツ南西部高等教育機関評価ネットワークの幹事校としても活動し、同地域の大学に対して主導的な立場で活動を行っています。

右上写真:アクレディテーション・カウンシル訪問

AQAS: Agentur fuer Qualitaetssicherung durch Akkreditierung von Studiengaengen
FIBAA: The Foundation for International Business Administration Accreditation
evalag: Stiftung Evaluationsagentur Baden-Wuerttemberg

ドイツ2
evalagとのミーティングの様子

前ページへ 次ページへ
WEB-TV
NIAD-UEウェブサイトはこちらへ
バックナンバー
機構住所(小平市)