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○EU欧州委員会主催質保証国際会議に出席 | |
平成23年12月14日から15日にかけて、EU欧州委員会主催の質保証国際会議(Quality Assurance International
Conference)がベルギーのブリュッセルで開催されました。 本会議は、欧州のボローニャ・プロセスに関する大臣会合として平成21年から毎年開催されているボローニャ政策フォーラム(Bologna Policy Forum)において、質保証等の特定のトピックに絞った国際的な共同セミナーを開催し、高等教育システムや質保証に関する、より良い相互理解と長期的な協働に資する実質的な交流の場を設ける必要性が唱えられたことを受け、今回その第1回の開催が決まったものです。 会議には、欧州を中心に約50か国の教育省等の政府機関、質保証機関、大学及び学生協会等の高等教育関係機関から約150名の参加がありました。当機構からは、欧州委員会より登壇者として招待を受けた川口特任教授をはじめ、4名の教職員が出席しました。 会議は、多様な地域間の高等教育質保証の相互理解促進と成果や経験の共有をメインテーマとし、全体講演とそれに付随する4つの分科会という構成で行われました。 全体講演ではOECDが設置している教育研究革新センター(Centre for Educational Research and Innovation)による基調講演と「各国・地域の高等教育における現代化(modernisation)の取組」と題したラウンドテーブルミーティングが行われ、川口特任教授が「Globalising Quality Assurance of Higher Education in Japan」と題し、日本及び東アジア地域における質保証の取組について発表を行いました。 また分科会では「高等教育機関の国際化戦略としての質保証にかかる国際連携」、「大学の機能の多様化」、「質保証への地域アプローチ」、「学習成果の観点における質と透明性」の4つをテーマに行われ、各国・地域における質保証のアプローチ、質保証機関の役割や質保証への学生の関与、優れた取組の紹介を通じ、参加者間の情報交換と議論が活発に行われました。 |
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川口特任教授発表の様子 | |
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