自己評価能力を高めるための目的・計画と指標の作り方に関する研修会 (平成25年2月8日開催)
平成25年2月8日(金)に、標記研修会が、学術総合センター竹橋オフィスにて開催されました。研修会では、多数の皆様にご参加いただき、活発な議論が行われました。当日の研修会資料及び研修会趣旨等に関しましては、下記をご覧ください。また、本研修会内容等を含みました研究成果に関しましては、機構ウェブにございます「大学の内部質保証力を向上させるための支援ツールの開発と普及に関する報告書(2013年3月発行)」をご覧願います。 ※青字をクリックいただくと報告書及び研修会資料がご覧になれます。
≪研修会資料≫
●研修会日程 ●教材
・大学の内部質保証力向上支援ツール ・評価設問表 (日本人留学事例) ・演習問題:英語教育
・研修会に関するアンケートの集計結果
≪研修会趣旨等≫
大学評価・学位授与機構では、大学の内部質保証力の向上を支援するためのツールの開発を行っております。内部質保証を機能させるために不可欠な条件として、自己評価力を向上させPDCAを効果的に機能させることが挙げられます。そのためには、目標や計画を適切に立てることが重要であり、それができなければ、評価や改善もうまく図れません。それらを解決するために開発を行ってきたのがこのツールです。
今年(2012年)9月には、神戸大学で開催された大学評価担当者集会の場で第1回目の研修会を開催させていただきました。その際には、時間の都合もあり、ツールの4つのステップのうち、ステップ1の「関係者の把握、課題・問題の分析」までを行いました。今回、第2回目として、ステップ1に加え、ステップ2の「目的の整理、計画の作り方」の研修会を用意させていただきました。なお、ステップ1につきましても、前回参加されたみなさんの貴重なご意見などをもとに、教材について大幅に見直しを行いましたので、前回参加された方も、初めての方でも参加いただける研修会となっております。
日時:平成25年2月8日(金)10:30~16:00
場所:学術総合センター11F(大学評価・学位授与機構 竹橋オフィス1112会議室)
定員:50名(必要に応じて60名まで調整いたします)
想定する参加者:内部質保証や教育改善、認証評価などの企画及び評価業務に従事されている方や従事する予定のある方、関係する管理職の方
参加費:無料
◆タイムテーブル
主催者挨拶 |
10:30-10:40 |
講義 |
10:40-11:30 |
演習 |
12:20-15:50 |
発表と議論、まとめ |
15:50-16:00 |
◆各ステップの研修内容(概要):
(今回の講義はステップ1~3、演習はステップ1と2の内容で実施します)
「ステップ1:関係者の把握、課題・問題の分析」 ・関係者を把握し、大学における諸活動から課題を発見します。課題を複数挙げ、その課題の原因を考えつつ、課題(原因→結果のペア)をグループ化していきます。
・途中で、中心的な問題が見えてきますので、それを中心に各グループに関連づけていきます。(中心になる問題をどう設定するかは、グループのメンバーの考え方や活動を取り囲む環境によって異なります。)
◇本質的な問題を中心とした、因果関係がはっきりするわけです。 |
「ステップ2:目的の整理、計画の作り方」 ・ステップ1で分析した「原因→結果」を「手段→目的」とリバースさせることで「こういう原因でこういう課題が発生している」ということが「ここをやれば、この課題が解決できる」という図になります。この図を目的系図といいます。
・目的系図は、いくつかの課題をひとまとまりにし、グループ化したわけですが、課題が適切に関連づけされた目的系図があれば、「改善計画」が見出しやすくなります。
◇課題を原因と結果の因果関係で整理することは、解決と改善のアプローチを見出すための作業でもあるのです。 |
「ステップ3:指標デザインとデータの整理」 ・改善計画を実施する際の指標を考えます。課題は「目的→手段」という単位で最初に整理をしているので、それごとに指標を考えていけばよいのです。
◇指標が見つかれば、あとはその指標が現在どうなっていて、それをどうしたいのか、ということで改善計画を現実化し、それに沿って行動します。ときおり指標を用いて進行管理をするのが評価担当者の責務となると思われます。 |
詳細については、こちらのファイルをご覧ください。
(PDF: 936KB)
研修担当:大学評価・学位授与機構 大学評価能力向上のためのアセスメント(EA)研究会
責任者:田中 弥生
問い合わせ先:
大学評価・学位授与機構 評価事業部
評価企画課 企画第2係
〒187-8587 東京都小平市学園西町1-29-1
TEL: 042-307-1615
FAX: 042-307-1622
email: hyokikaku2@niad.ac.jp
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