大学の諸活動に関する測定指標の調査研究
大学評価をより客観的かつ公平な質の高いものにするためには、大学の様々な側
面についての定量的・定性的指標が必要となります。しかし、大学の指標として
いかなるものが考えられるのか、その利用や解釈の問題点は何か、いかなる方法
で指標を用いるのが有効であるのかという点は依然として定かではありません。
本研究では、大学評価への指標の利用可能性とその限界を明らかにすることを目
的とし、大学が行う様々な活動の特徴を示す、定量的・定性的指標に関する研究
を行っています。
これまで、国内外で大学評価及びその他の評価や管理運営などで用いられている
指標やその構成概念を調査することにより、望ましい指標群の構造や実際の利用
における影響や問題点などを検討してきました。今後、さらに、いくつかの個別
の指標について、実際に具体的な分析、例えば、論文データベース等を用いた研
究活動に関する指標の分析、授業評価や卒業生の就職動向を含めた教育活動に関
する指標の分析、大学の財務・会計面の指標に関する分析などに着手することを
予定しています。
これらにより、実際の個別データレベルにおいて、分析や解釈にいかなる問題が生じるかを具体的に明らかにしていきます。
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平成15〜17年度 調査研究報告書(PDF形式、4.3Mバイト)