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米国の高等教育アクレディテーション評議会(CHEA)の2011年サマーワークショップが6月24日にワシントンD.C.で開催され、当機構から国際課職員2名が参加しました。
CHEAとは米国評価団体の総括機関であり、今回のワークショップへの参加は、米国の高等教育質保証の最新の動向を把握することを目的としたものです。
米国では近年、高等教育機関等に対する連邦政府による規制強化の動きが活発になってきており、本年7月には、高等教育機関及び評価機関に対する以下の4つの規則の制定が予定されていました。
1) 単位時間の定義づけとその遵守に関する規制を含む、連邦政府奨学金の受給資格とその金額の適正を整理し審査しやすくするための規則
2) 州認可や虚偽表現に関する規制を含む、誤解や高等教育機関の過度の学生集めから消費者を保護し、州の監視責任を明確にするための規則
3) 受給資格をもつ学生のみが連邦政府奨学金を受給できるようにするための規則
4) 就職のために学生が準備できるよう責任あるプログラムを提供させるための規則
しかし、これら規則に対する高等教育機関からの反発は非常に厳しく、結論として、4)を除いて、本年7月の規則施行は先送りされることとなりました。
当機構は、今後も引き続きこれら米国の高等教育に関する動向に注視していきます。

サマーワークショップの様子 |
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