2014年5月26日から28日にかけて、エストニア・タリンにおいて、INQAAHE 2014メンバーフォーラムが開催され、当機構より川口顧問をはじめ4名が出席しました。

同フォーラムは、INQAAHEに加盟している各国の高等教育および質保証機関による自由な意見交換・情報共有の場として隔年で開催されています。
　本年のテーマは「高等教育の質保証におけるパートナーシップ：Partnerships in Quality Assurance in Higher Education」と題し、63カ国から108機関、総勢約150名の出席のもと、2つの基調講演のほか、ワークショップやテーマ毎の分科会などが行われました。

＜議論された主な事項＞
　　1)　INQAAHEにより各国の高等教育機関や質保証機関にむけて提唱されている、「質保証にお
　　　　ける優良実践のためのガイドライン：Guidelines of Good Practice in QA 」に関する有効性や
　　　　課題の抽出
　　2)　高等教育や質保証活動の目的の再確認（ステークホルダーはだれか？）
　　3)　INQAAHEをはじめ、欧州、アジアの地域ネットワークによる各国の質保証機関を対象にした
　　　　評価活動等調査の結果発表および課題の抽出
　　4)　拡大するオンライン教育(MOOCs)への質保証としての対応

各国の機関や地域ネットワークの代表から、それぞれに置かれている背景のなか、質保証に関する諸課題への対応策や新たな取り組みについて発表がありました。それら発表をもとに出席者間で意見交換が行われ、質保証機関または国際的なネットワークとして、それぞれどのような役割を果たすべきかについて積極的な議論が交わされました。