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INQAAHE-APQNグッドプラクティス・ワークショップの開催
  10月25日(火)に、高等教育質保証機関の国際ネットワーク(INQAAHE)とアジア太平洋質保証ネットワーク(APQN)の共催で「INQAAHE-APQNグッドプラクティス・ワークショップ」が学術総合センターで開催されました。
  INQAAHEは、質保証機関間の情報共有促進のための支援方策の一つとして、質保証機関の優良取組事例を収録するGPQAデータベース(INQAAHE Database on Good Practices in Quality Assurance)を構築するとともに、世界中の質保証機関に対して優良事例の登録を働きかける活動を行っています。この度の共催の目的は、これら INQAAHEの活動に対し、APQNが会員機関間での優良事例を共有するとともに、GPQAデータベースへの事例収録を奨励することにあります。
  本ワークショップでは、APQNの理事会メンバーである当機構の岡本理事が責任者として企画・実施に携わり、INQAAHEのシェーマス・パーシェイル氏と共に当日のコーディネータを務めました。参加機関はあらかじめ2件の取組事例を提出することとなっており、インド、パキスタン、ネパール、スリランカ、インドネシア、カンボジア、ベトナム、香港、台湾からそれぞれ提出があったほか、日本からは大学基準協会と大学評価・学位授与機構が事例を提出し、合計12機関15名より26件の発表が行われました。ワークショップに設けられた2つの分科会による発表の後、最後の全体会合ではそれぞれの分科会で発表された中から各国・地域での応用可能性が期待できる事例を報告し、これらに対する活発な意見交換を行いました。
  今回発表された取組事例は今後、INQAAHEの審査を経てGPQAデータベースに掲載され、各国・地域の質保証機関と優良事例の共有がされる見込みです。また大学評価・学位授与機構では、今後もAPQN会員機関との交流を通して、質保証分野での考えを共有し、議論を発展させ、各国・地域相互の質保証に資する評価枠組みの構築に貢献していくこととしています。

〈全体会合での発表事例と選定の際のコメント〉
●質保証システムの導入・発展に向けた取組み(ネパール)
質保証システムの導入から間もないが、質保証文化の醸成という目的に向けて試行的評価を重ねるなど、前向きな姿勢が目を見張った。
 
●職業教育の質保証に関するハンドブック刊行の取組み(香港)
職業教育の発展に伴う大学教育への編入のニーズに対応し、質保証の観点から大学教育と職業教育の両セクターを有機的に繋ぐ取組みは参考になる。

●大学における質保証の促進のための優秀事例集シリーズの刊行の取組み(インド)
大規模な高等教育セクターにおいて、大学の自発的な質保証の取組みを後押しするために、大学の優秀事例集をシリーズ化して発刊している点は特徴的。
INQAAHE1   INQAAHE2
       ワークショップの様子
   (左から岡本理事、シェーマス・パーシェイル氏)
  ワークショップを終えて

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機構ニュース 第102号