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研究会の開催状況
○学位審査研究部研究会
・学位システム研究会(第7回)
   平成20年8月8日(金) 大学評価・学位授与機構 竹橋11階会議室

  高等教育のユニバーサル化、国際化が進み、学位制度のあり方とその国際通用性が先進諸国に共通の課題となっています。こうした課題に取り組むために、学位審査研究部では「学位システム研究会」を平成16年度に設置し、調査研究を進めています。学士、修士、博士に代表される学位が、大学で学修を収めた資格証明として機能していることはいうまでもありません。 しかし、学位はどのような要件を満たす課程の修了者に授与され、その基準、水準はどのように定められ、維持されているのでしょうか。学位の授与権を与えられた大学とは、いかなる根源的な特質によって他の機関と区別されるのでしょうか。このように学位と学位授与権を有する大学を対象とする研究は、高等教育の根幹にかかわる重要な問題を含んでいます。そのため研究会には、外部有識者の参画を得て、潮木守一座長(桜美林大学大学院招聘教授)の下に高等教育研究を専門とする外部学識経験者、文部科学省関係者、学位審査研究部教員の各委員から構成されています。
  第7回研究会では、これまで学位システム研究会WG(調査作業グループ)が共通の調査項目にもとづいて調査し、度重なる議論をふまえてまとめた主要5か国(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本)の大学、学位に関する調査成果が報告されました。WG専門委員から提出された詳細な報告資料も参考にしながら、とくに日本の学位と大学をとりまく現下の問題に引きつけて活発な議論が行なわれました。あわせて外部の委員から、「学位と大学に関する調査研究の重要性はますます高まっており、当学位システム研究会において研究を継続し、来年度以降さらに発展させ深めることが強く期待される」との意見をいただきました。WGによる5か国調査の成果は、報告書にまとめて公表される予定です。

(学位審査研究部 吉川裕美子)


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