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調査研究
学位の授与を行うために必要な学習成果の評価に関する調査研究

  学位授与事業に期待される役割を生涯学習社会において十分に果たすために、高等教育レベルの
  学習の成果を適切に評価するシステム、学習の評価に関わる基本的な問題について、具体的な調
  査研究を実施しています。また、学位制度を中心とした高等教育研究の推進と問題提起も重要な
  調査研究の課題です。調査研究の成果は大学・高等教育機関の参考に資するよう広く公表すると
  ともに、業務と研究にかかわる国際交流も行なっています。

  学位の構造・機能と国際通用性に関する調査研究
   高等教育の提供者、学習者、学習形態の多様化に鑑み、学位の授与に必要とされる体系的な学
  習の構造・要件と国際通用性に関する研究を行っています。諸外国における学位制度の実状と動向、
  編入学や留学など学生の流動化に伴う学習構造の変化と学位の質保証、電子化シラバスに基づく
  科目分類支援システムなどについて調査研究しています。


  高等教育レベルの学習の多様化に応じた学習の成果の評価に関する調査研究
   生涯を通じて行われる高等教育レベルの多様な学習を学位取得に結びつけるため、大学外の機関
  等における様々な学習を、学位授与の要件の一部として評価・単位認定する方法について研究してい
  ます。その成果をもとに、特定の高等教育機関への在籍を求めず、高等教育レベルの学習による単位
  の累積を条件とした学士の学位授与システムの意義と構築の可能性について研究しています。


  当機構の学位授与制度に関する実状調査
   当機構の学位取得者に対してアンケート調査を実施し、申請に至るまでの学習プロセスと履修パタ
  ーンの調査を行っています。この調査は同一の学位取得者を対象に、学位取得直後、1年後、5年後
  に追跡実施するもので、機構の学位授与制度への要望、学位取得後の進路、取得した学士の学位
  の社会的評価等についても質問し、現行制度の改善に役立てています。


  研究会、シンポジウムの開催による研究の公表と交流
   高等教育、とりわけ単位認定、学位授与および教育の質の保証等に関する国内外の研究者を囲ん
  で研究会等を行っています。
   平成20年度には、韓国「平生教育振興院(National Institute for Lifelong Education)」関係者の
  来訪を受け、当機構学位授与事業について意見交換を行いました。また、平成16年度以来、「学位
  システム研究会」を定期的に開催し、外部の高等教育研究者等と学位制度に関する諸外国と日本との
  比較研究を進めています。


    
調査研究の一部は科学研究費補助金の交付を得て、国内外の高等教育研究者と協力しながら実施しています。
  最近、採択された研究課題は以下のとおりです。

  「学士取得過程の多様化に対応した単位認定と学士の質保証に関する日米欧の比較研究」(平成16-18年度)

  「工学系博士の学位の質保証に関する研究」(平成18-19年度)

  「ユニバーサルアクセス型高等教育システムにおける学位制度の機能変容に関する調査研究」(平成18-19年度)

  「米国の営利大学発展の促進・阻害要因としての適格認定及び設置認可に関する実証的研究」(平成19―20年度) 

  「転換期における日本の修士課程教育の質保証と国際通用性」(平成19-21年度)

   「米国における実践的職業教育向け学士学位の生成過程に関する研究」(平成20-21年度)


   これらの調査研究の成果は機構の学術誌『大学評価・学位研究』に掲載するとともに、
   上述したように研究会やシンポジウムを通じて公表しています。


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